たこを干してある。漁港の白い猫。いちにちの境を焼きプリンのように崩して笑っている。波と、厳しい季節の鳥。
――「写真と窓」
お醤油のにおい。木工細工のにおい。画材のように力が満ち、戸惑わない。わたしだけが見ているセピア色の隅。その日とこの日と今日の夕暮れから、十五歩ほど離れたところにいる。
――「針が進み」
・2016年4月刊行
・A5判(148ミリ×210ミリ)
・中綴じ 本文20ページ
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ショップへの感想コメント
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今回もプラス@を添えて頂きありがとう。いつもながらに詩を両脇で支える絵と写真の構造に感嘆しています。絵と写真に言葉が供えられれば作品はそこで完結するけれど(たぶん)、詩にどんなに絵と写真が添えられても詩はますます未知へ潜っていくように感じます。 それこそが清深なNHワールド。 荒れ果てた世にそのNHWがヒタヒタと満ち、溢れ行きますように。
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生まれた時はみんないのち一つだけだった、時に浸ってそれぞれ色んな物や事を身に着けた、でもそれらは本当は無い方がいいものばかりだったんだ。詞子さんは絵と写真と詩に身を寄せてまた命一つに戻ってるんだ、ネ
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一冊、一冊、数日にわけて読ませていただきました。 どの詩集も透明感のある結晶のような言葉でつづられていて、素敵でした。 どの詩集も好きです。 これからの作品も楽しみにしています。 素敵な作品をありがとうございましたm(_ _)m
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とても丁寧な対応していただきまして 有難うございます。 アヒルさんの表紙もとても可愛らしく 今から読むのがとても楽しみです!


