【5月下旬お届け】毎日使える拭き漆の器(みんなのどうぐvol.0)拭き漆茶色

PINTだけではなく、インテリアショップのかぐれさんと共同で、使い手の皆さんや、職人と一緒に作り上げた、あたらしいものづくりの形の第一弾製品です。
●コンセプトは、「毎日使える拭き漆の器」
漆器というと、ハレの日用、装飾品といったイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
ですが、磁器をチャイナと呼ぶように、漆器はジャパンとも呼ばれ、日本には漆の技術が受け継がれていて、かつては高級品ではあったものの、もっと親しまれた素材でした。
非常に優れたもので、今のライフスタイルに合わせるだけでもっと活躍するはずなのです。
それを実現すべく、実際に使い手の皆さんに伝え、学びながら、製品企画を一緒にしたのです。
それでは、毎日使える器とはどんなものだろうか?
盛り付け皿としても、取り皿としても使える器。
食卓や人数を選ばず、どんなシーンの食卓でも使いたくなるような器。
もちろん、他の食器と一緒に使うため、漆器が浮いてしまわないように、形、色も配慮が必要です。
そんなことを考えながら、皆で製品企画をしました。
そうして出来上がったポイントは、こちらです。
・盛りつけ皿として、皆が箸をつつきやすいような高さに。悩みに悩んで5.5cmに。
・取り皿、銘々皿として使うとき、汁物もいただけるように、縁はやや外反りにしました。スープも美味しくいただけます。
・縁を外反りにしたことで、盛り付け皿としてもメリットが。視覚的にも外向きに向いていることで、開かれた形になっていて、取りやすくなっています。
・拭き漆の朱色や黒色ではなく、朱色と黒色を重ねることで、和食器、洋食器に合う色に。
・座卓ではなくダイニングテーブルにも合うように、器の高台(椀の脚の部分)をなくしました。
・高台がない代わりに、指にもかかりやすいよう、裏面には滑らかなカーブの凹みを付けました。
盛り付けたいものとして出た案の中からピックアップすると、
「シチュー」「お肉料理」「具沢山の豚汁」「お鍋の取り皿」「夏にはそうめん」「お茶漬け」「サラダなど彩りある生野菜」「煮物」「お味噌汁」「炊き込みご飯」など。
本当に毎日使えそうです。
さて、毎日使える、たくさん使えると、器のパフォーマンスが良いということになりますが、それよりももっと楽しみなことがあります。
漆器は、使ううちに、漆の色が透けて来て、色が明るくなってきます。
人の手の油とも相性がよく、漆器は、最後は使い手が仕上げるとも言われます。
ですから、折角の漆器、毎日たくさん使って、育ててゆけるものにしたかったのです。
漆塗りですので、水気などには強く、毎日気兼ねなくお使いいただけます。
強い摩擦や、浸け置き洗いさえお避けいただければ、デリケートな扱いは不要です。
使い手と、作り手(木地師と塗師)、PINT、共同企画のかぐれさんの、多くの人の協力で生まれた製品。
使い手目線ならではの良いものができあがりました。
この独特の色味は、昔から伝統的に使われている、赤と黒の漆を重ねて出しています。赤から黒の間の色調ですが、そういう色の顔料や塗料を混ぜた漆ではなく、赤を塗った後に、黒を塗り重ねることで色を出しています。
漆の特性上、元々の色の乗り方も異なる上、このような製法のため、色の個体差が生じる場合がございます。塗りたては、最後に塗った黒が濃く残る傾向が強いですが、だんだんと固まり透過するため、色が明るくなってきます。
写真と異なる場合がございますので、ご了承の上、ご検討いただけますようお願い致します。
【素材】欅(国産材)
【サイズ】直径14×高さ5.5cm
【仕上げ】拭き漆
【取扱上の注意】浸け置き洗い、食洗機はご遠慮下さい。

洋食器などとも合うように、高台はなしに。
そのかわり、裏面に滑らかな凹みをつけて、指がしっかり引っかかるようになっています。
塗師の丁寧な仕事で、艶やかな肌触りです。
漆を擦り込む間の工程で、木目をとめる細かな作業をされているからこその仕上がり。

素材は欅を使用。
木目が美しく、木地として高さのある椀に適している木です。
日本でも長く愛される木です。

その欅の無垢材から職人が一点一点削り出した木地(きじ)に、漆を塗ります。
漆器の中でも、拭き漆という技法です。
漆を拭くように、何度も擦り込みます。
木目が見えるのも特長ですね。
だんだん、漆が透けて明るくなる分、木目がくっきりしてくるはずです。
色は、汁椀や丼椀は黒で仕上げましたが、今回は赤も塗り工程の中に一度だけ入れることで、茶色に近い、少し明るい色味に仕上がりました。
汁椀、丼椀とは違って、和食器からは少し離れたこの形の器にはぴったり合っていて、他の器と並べてもすっと溶け込む軽さをもっています。

器が完成したお披露目会では、皆で料理を持ち寄り、この器に盛り付けましたが、中華から和食、洋食まで、バラエティ豊かになりました。
おやつのかりんとうを入れたりもしてみましたが、たくさん使える拭き漆の器です。
配送方法・送料
配送方法 | 追跡 | 補償 | 送料 |
追加送料
|
発送までの目安 |
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ゆうパック | ◯ | ◯ |
¥810〜
|
¥0 |
2日
・タイトルに日程の記載がある場合は、そちらが優先になります。
・都合により遅くなる場合は、事前にご連絡致します。
・お届け日時のご指定がある場合は取引ナビにてお知らせください。
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ご購入の際の注意点
・強い摩擦にはお気をつけ下さい。
ショップへの感想コメント
(910)-
既に持っている三徳包丁と たがる包丁に次いで欲しかった菜切り包丁です。大切に使わせてもらいます。
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こんな包丁を探していました。とても軽く小回りが利き、使い易いですね。刃の部分の打ち跡が予想以上に深く窪んでいます。窪みが可愛い模様のように見え、素敵なアクセントになっています。お手入れしながら大切に永く使っていきたいと思います。ありがとうございました。
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ていねいに作られていることの伝わる作品でした。お弁当づくりが楽しくなりそうです。お手入れをしながら大切に使います! 貴重なお品をありがとうございました。
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予想通りの綺麗な色の靴下、早速着用させていただきます。ありがとうございました。
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ネットで見て、色も手触りも大体のイメージ通りでした。 重さが少し重い感じですが、問題はありません。 ありがとうございました。

この漆の力を活かし、日本では縄文時代から、天然コーティング塗料として、装身具や食器など(主に木や紙の製品)に使われてきました。装飾品や芸術品にも用いられ、漆器は英語で「Japan」と呼ばれるほど、世界に知られている日本の素材・技法です。
漆器は軽くて割れにくく、天然の素材のため安全で、殺菌性もある、とても使いやすい道具です。他の塗料と違い、劣化してゆくのではなく、使うほどに艶と味わいが増してゆきます。今の暮らしの中でも非常に使い勝手が良く、魅力溢れる製品です。
(発送業務はお休みですが、お問合わせへの対応は行なっております)
(同ショップ内)
- ギフト対応可
漆は「ウルシノキ」という木の樹液です。強い接着力や抗菌性があり、「生の漆に触れるとかぶれる」と言いますが、その通り非常…
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