全てを手作業で制作しておりますので作品ごとに色や形がわずかに異なる一点ものとしてご理解ください。
画面上と実物では色が異なって見える場合があります。ご不明な点がありましたら、お問い合わせください。
ウールの糸で真ん丸い菊の花を作りました。
中学時代に「菊作りクラブ」という古風な部活に入っていた私は、
秋の白い光を反射して凜とたたずむ、真ん丸の菊の花を作ってみたかったのです。
先日櫛とかんざしの美術館で尾形光琳の作品を見る機会がありました。
尾形光琳といえば屏風絵が有名ですが、蒔絵の工芸品も手がけていたのですね。
そこには漆塗りと螺鈿を施された美しい櫛が展示されていました。
描かれた菊の花はどれも真ん丸く上向きで、思わず「私のデザインと同じ!」などと思ってしまったのでした。
光琳菊、というのですね。
そんな大芸術家の足元にも及ばないことは重々承知していますが、なんだかとても嬉しくなってしまったのでした。
たて 約5cm
よこ 約3.5cm