北欧より、クリスマス便り

2023年12月23日、雪 デンマークにて

ファーストアドベントの日。コペンハーゲン市庁舎広場のツリーに灯りがともると、街がいっそう忙しくなります。そう、本格的なクリスマス準備の始まりです。

広場にはクリスマスマーケットができ、レストランはJulefrokost(クリスマスの会食)で大忙し。クリスマスを待ち侘びるこの期間、気の合う人たちとの食事を楽しみます。もちろんプレゼントの用意も欠かせません。贈りもの探しや、パーティ用の食材を買う人々で街は大賑わい。そんなこんなでみんな予定はぎっしりで、あっという間のアドベント週間です。 

そして12月23日のLille Juleaften(小さなクリスマスイブ)と呼ばれるその日、クリスマスが始まると雰囲気は一変します。

お店の多くは休みになり、街はひっそりと静まり返ります。家族が集まってオープンサンドイッチやグリルなどの食事をして、ボードゲームにテレビ、読書など思い思いに楽しみます。それまでの忙しさはどこへやら、朝には森や公園を散歩したりと、しっとり和やかな時間が流れていきます。

さて、今年もクリスマスがやってきました。日本のワクワクするようなクリスマスとは少し異なる、デンマークの静かなクリスマスの雰囲気もまた素敵だな、と思う今日この頃です。- Loppe Hopper

街はイルミネーションできらめき、クリスマスはもう目の前に。日ごとに寒さが増していくこの季節はおうちで過ごす時間を豊かなものにしたいですね。冬を楽しむことが上手な北欧の国々から届いた、日々を彩るヴィンテージアイテムをご紹介します。

▼雪降る空から舞い降りた、ガラスのバード

フィンランドのイッタラ社で生産された、オイヴァ・トイッカによるバードコレクション。白と淡いグレーのマーブル模様はまるで雪の日の空のよう。ぽってりした可愛らしいフォルムの中に、雪景色の静かな美しさを感じることができます。

▼好きな映画を楽しむ、大人の夜に

ブルーグレーが美しいグラスは、デンマーク王室御用達のホルムガード社のもの。大ぶりなグラスを出すほどではないけれど、ソファでくつろぎながら美味しいワインをちょっとだけ...そんな気分にぴったりと寄り添ってくれます。

▼冬の朝。そっとエールをくれる相棒のカップ

デンマークから届くほっこりとした質感のスープカップは、寒い朝に心強い相棒。お布団から頑張って出てきた自分に「今日もいってらっしゃい」とそっとエールをくれるよう。

▼我が家のお守り。ヤドリギの陶板

スウェーデンから、額装された絵のようなデザインが可愛らしいヤドリギの陶板が届きました。寒い冬でも緑の葉を茂らすヤドリギは、ヨーロッパでは生命力や平和を象徴する神聖なもの。素朴な雰囲気なので、クリスマスだけでなく通年飾れるところも嬉しいですね。
みなさま、心温かく素敵な冬をお過ごしくださいね。メリークリスマス!

他にも色々!北欧から届いたヴィンテージアイテム

2023年12月21日


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