プロフィール
柿渋と草木の重ね染め 雪花絞り 嵐絞り
絞り染めの産地有松に伝わる雪花絞りの再現と研究を試みながら、実験を繰り返すような気持で、自然現象から生まれる模様を染め続けています。
地色は柿渋で下染めして草木の染料を染め重ねることで、深みのあるナチュラルな色合いにしています。
真夏だけでなく、春、秋に着られるような色味の反物を染めたい、半衿や帯揚げなど、小物とのコーディネートを楽しみながら、変化のある着こなしを試してみたい、私自身はそう思いながら染めています。
日々の制作や、試行錯誤の過程などをブログにつづっています。
せみのはねのブログ(私の染色ノート)
https://tie-dye.cocolog-nifty.com/blog/
*せみのはね*のショップ名の由来ですが、本来薄くて張りのある織物のことを蝉の羽のようなと表現します。
私は織りではなく染めなのですが、なんとなくそこはかとないニュアンスが好きなのでショップ名にいただきました。
ところで最近は蝉の羽のような織物といっても知らない人の方が多く、透き通るような羽の蝉よりアブラゼミの方が圧倒的に多いので、柿渋染めの色も入れていいかなと勝手に思っています。
雪花絞りの模様には林の中の木漏れ日のような雰囲気も感じて、せみの声が似合うようにも思います。そして、やっぱり漢字ではなくてひらがながいいと思いました。
せみのはね 永島洋子





お知らせ
- 6月の第1土・日は絞りの産地 「有松絞り祭り」に出店しています。
中濱商店「匠の工芸広場、匠の味広場」のブースにいますので、ぜひこの機会にお越しください。
再出品のお問い合わせについて
絞り染め作品は技法の特性上複数生産が出来ません。そのため作品写真は1点1点撮影しています。
長尺で染めてカットして販売している一部の作品以外は、まったく同じものを再出品することはありません。
カットして販売している作品は、生地がなくなり次第終了になります。
似た雰囲気に染めることは出来ますが、その時々の天候や湿度、色のバランスによって微妙に変化します。
再出品のご依頼は新たに作品を制作する上で参考にさせていただいていますが、過去の作品のあまりに些細なところまで再現することはありませんので、ご理解いただければと思います。