プロフィール

オンラインショップ:
https://www.maikahandworks.com


Maika Handworks の衣(ころも)は、タイ・チェンマイ郊外の小さな村にあるスタッフの自宅兼工房で、デザイナーである私と、パタンナー2人、縫い子さん1〜2人という少人数で、大自然の中を鶏が走り回る、とてものんびりとした環境で作られています。
もともとは、私が氣功と太極拳のプラクティス用に、天然素材で氣の通りやすい服を作ることからスタートしました。素材には、肌ざわりの良さと軽さにこだわった、やわらかな100%タイコットンを使用しています。 さらにタイ北部のインディゴ染めや手織り、草木染めで作ったアイテムもご紹介させていただいております。手染めの布は、色が均一でなかったり、ところどころにムラがあったりと、日本のように完璧には染め上がってきません。また、数cmの誤差や、少しの染め色の差を誤差として認識しない彼女らとモノづくりは、少々大変な事もありますが、試行錯誤を繰り返しながら、そしてお互いに学びながら、共にものづくりを続けております。
そして大変ありがたいことに、スタッフや温かいお客様とのご縁に支えられて、今年で12年目を迎えます。今ではこうした手作りならではの風合いや、不揃いな部分にも大きな愛着を感じています。

一年を通して暑いタイの田舎の村の人たちは、彼ら独自の生活スタイル、リズムがあります。私自身、6年間のチェンマイでの生活経験を通して学んだのは、そんな『チェンマイ時間』。私が日本の鎌倉に拠点を移してからも、現地スタッフたちののんびりとした生活リズムに寄り添いながら、「無理のない物づくり」を続けています。
毎年ほぼ同じデザインで、色違いを中心に、平均してワンデザインにつき5着ほどの少量生産。そんなふうに、“チェンマイ時間”でゆっくりと仕上がっていく衣(ころも)たちは、まさにリラックスモードで作られている衣です。この衣をまとってくださる日本の皆さまにも、そのリラックスした心地よさを、ぜひ感じていただけたら幸いです。
帰国後は、私が気ままに染めるベンガラ染め一点物アイテムもご紹介させていただいております。また、神奈川や東京などのイベントなどでポップアップショップも開催しています。
(詳しくはインスタグラムにて)

近年、世界的に生産過剰な服の問題が取りざたされています。Maika Handworks は、極力無駄を出さないために、サイズ展開をせず、少量生産に取り組んでおります。なお、デザインは流行にとらわれることなく、心地よく長く着ていただける服の制作を心がけています。時々新しいデザインも加えながら、基本的には立ち上げ当初から、毎年同じデザインを、需要がある分だけ生産するということを行なっております。そのため、染めに関しては、まず売れ残らない程度の生地の長さを決め、その量だけを先に染め、裁断に入ります。
そんなことから、例えば去年染めたオリーブ色と、今年染めたオリーブ色がまったく同じではありません。また、毎年デザインは同じでも、染め色を変えるということをして、「色遊び」を楽しんでいます。皆さまには、そんな一期一会なお洋服をお楽しみいただけたらと思います。

Maika Handworks