はじめまして。
ご覧いただきまして誠にありがとうございます。
奈良県で自家の吉野杉を使用して作品を制作しております。
【作品について】
大きくて、重たい、木という生物の持つ本来の姿を作品に落とし込むよう心がけています。
屋内や軒先などラフに自然にお使いいただけたら幸いです。
【作り手について】
私は1994年に奈良県に生まれました。
家は代々吉野地方で林業を営んでおり、幼少期から山や木に触れて育ってきました。
林業は価格の下落や運搬コスト増加などの諸要因によって衰退していると言っていい状況にあります。
ブランド材と呼ばれる吉野杉であっても、規模が小さいファミリービジネスでは採算が取れないことが多いです。
後世に引き継いでいくためには変革が求められていますが、なかなか上手くいっていないのが現状です。
私は次世代の担い手として、この課題に向き合い続けてきました。
その答えの一つとして、作品制作を始めました。
通常は生産した木材は原木市場へ運ばれ、そこから材木、製材、加工などを経て消費者の元へ届いていきます。
市場価格が急激に上がることは考えにくく、生産にかかるコストは上がり続けるため、生産材を直接製材・加工して販売することで山林経営の収益力が上がると考えています。
