プロフィール

再生音楽鑑賞を趣味として数十年.
音楽鑑賞と共に、心の片隅で目指していたのは
心地よい響き.
その心地良い響きを目指し、約10年前本格的
な旅に出る.
ある時、パワーアンプにおける灯台下暗しに気づく.
それは
「最上流である入力信号の品位が最も高い」
という仮説だった.
それ以来、入出力間の信号経路のシンプル化を
手段として仮説の証明に取り組んでいる.

☆当ショップのアンプについて
1. MRMA開発に至る背景
 一時期音源制作におけるマスタリング工程後の出来栄 
 え確認用として、あるべきアンプの音色について思い
 を巡らしていたことがありました。
 やがてその音色は無色透明であるべき、との結論に至
 り、それを実現すべく回路を開発しました。
 そして、使用目的からそのアンプの回路技術を
 Circuit for Mastering Result Monitor Ampと命名し、
 この回路を搭載したパワーアンプのモデル名の末尾に

  Mastering Result Monitor Amp

 として付与することにしました.

 MRMAの特徴は、
 真空管の潜在パワー、
 すなわち、それは電気伝導媒体として唯一真空を利用 
 している点において、その存在は信号に対して障害物 
 にならない、
 という点にありますが、
 アンプとして構成する場合、
 真空管を適切に動作させるための受動素子、
 抵抗、コンデンサが必須になります.
 それらの受動素子のうち、信号経路にシリーズ接続さ 
 れる素子は、信号に対して障害物と考えられ、
 真空管の潜在パワーの顕在化を阻害している、
 と考えられます.
 そのため、
 信号経路からシリーズ接続される抵抗とコンデンサを 
 取り除き、 
 増幅用真空管とバッファー、リード線で構成すること 
 にしました.

 (但し、①ボリューム全開時、②OPT有)

 なお、バッファーは2タイプあり、
 真空管を使用したカソードフォロワータイプを
 MRMAT、
 MOSFETを使用したソースフォロワータイプを
 MRMAM、
 としました.
 その他の特徴としては、
 シングル系、プッシュプル系それぞれほとんどの真空 
 管に対し、動作点を自由に設定できる点です.

2. MSASの開発
 MRMAが目指したのは無色透明な音色のパワーアンプ
 です.
 その評価法として開発したのがMSASです.
 従来より、パワーアンプの評価法としては、歪率、周 
 波数特性が必須となっています。これらは物理的特性
 を評価する上で基本となる評価法ですが、長い間物理
 的特性の良いものが必ずしも聴感上で良いとは限らな
 いという矛盾を抱えていました.
 そこで、この度、五感のみによる試聴評価法の確立を
 目指し検討を進めてきましたが、先の物理特性評価法 
 から得たヒント、すなわち、「入力信号を基準として
 出力を評価する」、を試聴に取り入れ、最終的に至っ
 た評価法が本MSAS、
    Momentary Switching Audition System
 です.
 最大の特徴は、人の記憶によるバイアスの影響を受け 
 ることなく入出力の音色比較を瞬時に行うことができ 
 る点にあります.


This website was last modified on 20 April 2024. at5:40
©2021-2024 artofelectron

購入者の声

一覧へ

  1. iichi ハンドメイド・クラフト作品・手仕事品の通販
  2. ショップ一覧
  3. artofelectronのショップ
  4. artofelectronのプロフィール