プロフィール

出身地は、旧樺太豊原市　現ロシア領サハリン州ユジノサハリンスク市
白夜の夕方、五男七女の六女に生まれる。
　
書くものと紙を与えられるとおとなしく何時までも遊んでいる子供でした。本の余白にびっしり落書きして叱られたり。また、自分でつくった紙人形、姉様人形、セルロイドのキューピーに着物をつくって着せてままごとに使いました。
敗戦により、青森に移住。
女学校二年生の時、手作り人形がバザーで売れて我ながら驚いた記憶があります。しかし　この後３０年は人形づくりはほとんどありませんでした。その間、絵画文芸に関心を持ち短歌を詠み始め、折にふれ作歌し発表しつづけました。
人生も半分を過ぎた頃より、人形制作をほとんど独学といってよいつくりかたで再びはじめます。書籍を参考に自分の工夫を加えて思考錯誤を繰り返し制作。特に古い着物にはひとかたならない思いがあるので多く使います。以来人形展をたびたび開催し、現在にいたります。人形作りのほかには、油彩画、ちりめん小物、粘土細工など手掛けております。

バブーシカ（ロシア語でおばあちゃん）の作る人形で昔むかしに想いを馳せてください。

人形のモデルとしては、身近なひと、幼い頃から一緒だった肉親が多いようです。また、自然にこころのなかに沁みこんでいるいままでに巡り合ったひとびとや、読んだ小説、見た絵画などがイメージを拡げていきます。気の向くまま、成り行きまかせといったところでしょうか。


おもな材料

古い着物　古布　シルク地　
顔　石粉粘土にちりめん貼り
髪　シルクヘアを染色
胴体　木毛と石粉粘土