プロフィール

巧みな技、こだわりの素材、愉快な笑い声、こころよい居場所、
ここに揃うものはすべて、
障がいのある一人ひとりが好きなことを生かし、
つくりあげたものです。



宮城県石巻市アイトピア商店街にある、珈琲豆と手しごとのモノ kyuuは「きゅう」という宮城県から許認可を受けた障害福祉サービス事業所が運営しているお店です。
就労継続支援B型という福祉施設になります。
難しい言葉が多くて、わかりにくいですね。
わかりやすく言うと、心の病や障がいのある人の、日中のサポートを行なっている場所です。
わかるような、わからないような感じですね。

なんだかわかりにくい福祉施設が、ここに場を開くことで伝わることがたくさんあるのではと、いつも、色んなことを考えています。
お店の玄関に福祉施設である、きゅうと記されていませんが、福祉施設の玄関でもあります。
お店の奥と2階で楽しくものづくりをしています。
商品はすべて、ここに通い、過ごし、はたらく障がいのある人がつくりあげたものです。

障害は”間(あいだ)”にあるものと考えられます。
人と人、人と物、人と社会、数えきれない様々な間があり、
お互いにわからないことから、つめたい隔たりが生まれます。

しかし、わからないままでも、わかりあおうとする姿勢と、きっかけがあれば何かが変わるかもしれません。
商品のまっすぐな魅力と作り手のまごころをお届けすることができれば、お客様が、この世の中の障害のこと、いろいろなことに想いをはせるきっかけをつくることができるのではと考えています。

お客様と障がいのある作り手。
その間を、お互いが贈り物を、贈り合うような、あたたかな間にしていければ、一人ひとり、優しさにあふれるイマジネーションを持つ、
大切にしあえる関係を緩やかにつくっていけるかもしれません。


それが、生きやすいHAPPYな世の中につながるかも、と考えて、場を開いています。



【わたしたちのこだわり】
『いきいきと、好き、が生きる。』
ここにはいろいろな商品があります。共通点がないように感じるかもしれません。
作り手である障がいのある方の好きなこと、得意なことを生かすことをモットーにして、それを続けていたら、今のラインナップになりました。
これからも、どんどんラインナップが変わっていくかもしれません。

『きらきらと、光る、技と質。』
制作工程はすべて、障がいのある作り手が担っています。「ほぼすべて」ではありません。「すべて」です。
こだわりの素材に、巧みな技でつくられた 高品質のものたちが並びます。
雑貨はすべて一点ものです。
パッケージにも、お客様と作り手がつながる実感を持てるような工夫をしています。

『ぽかぽかと、あたたかくなる買い物。』
商品の原価を抜いた利益は、制作にたずさわる障がいのある作り手にすべて還元されます。
利益が上がれば、作り手のやりがいや社会参加、そして、自立にもつながります。
そのためにも、商品に見合い、お客様に受けいれて頂ける、作り手が利益を得られる価格を設定しています。

珈琲豆と手しごとのモノ kyuu