いい本との出会い。それは例えば古い友人のようであり、新しい先生であり、母親であり。時に励ましアイデアを与えてくれる本は、日々に潤いをもたらしてくれます。手仕事のブックカバーをふわりと纏って、繰り返し読むあの本と、今日も一緒に。
編集後記
数年前、この本、私が書いたのかしら?と思うほど、怖いほどに「解る」一冊の本に出会いました。著者の名前を確認するとインド系アメリカ人の女性作家の名が。生まれも育ちも、言語すらも異なるはずなのに、誰にも話したことのないような心の底にあるストーリーが色鮮やかに手の中に現れたような、本当に不思議な感覚でした。この大切な本『べつの言葉で』は、私にとって同志のような存在です。これから先もそんな本に出会えるかな、と楽しみに本を読む日々です。(編集・I)

次回のiichi通信は「素材が伝えてくれるもの」をテーマにお届けします。あったか、ほっこり、さまざまな素材の表情豊かな作品を集めました。どうぞお楽しみに!
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