帯留 -丹波布･インディアンローズウッド 楕円-

草木染めの布、そして木もそのままの色で、それぞれに自然の色合いと表情が楽しめる作品です。
インディアンローズウッドの木の中央部を丸く彫り、そこに木の台とともに丹波布を埋め込みました。

木部にはミツロウワックスを塗装しています。
木部の幅は約61mm、高さ32mm、厚み10mm、金具を含めた厚みは16mmほどです。

丹波布作家、イラズムス千尋さんとのコラボレーションで制作した帯留です。
イラズムス千尋さんのwebページ「sankara」↓
http://www.sankara-textile.com

丹波布；江戸末期から明治まで、現在の兵庫県丹波市北部の農家で織られていた、主に木綿と自然染料が素材の日々使いの布。時代の流れと共に忘れられかけたが、民藝の柳宗悦らの再発見を契機に地元で復興し織り手も増えている。国指定選択無形文化財

インディアンローズウッド；他の呼び名としてはパリサンダー、紫檀など。楽器や家具の材料として用いられているインド産の木材です。古代にはシルクロードの交易品で、中世ヨーロッパでは王室の家具材としても利用されたとのことです。