鹿革と縞と絹の古裂の袋もの

鹿革と縞と絹の古裂の袋もの

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明治期の半纏に使用されていた鹿革を袋ものに使用しました。

厚みがあり、非常に丈夫。火消しの半纏だったのかもしれません。

繊維が非常に密で伸びることもなく、たっぷりした厚み。立派な大鹿の革だったのでしょう。

通常の縫い針では容易に通らなかったため、革細工用の菱目打ちで穴を開けて一針一針縫いました。

革の厚みと丈夫さを考えてインディアンシニューで手縫いしてあります。

柿渋の鹿革に合わせたのは、縞の木綿布。

一見すると、よくあるヒッコリーデニムのように見えますが、

昭和初期、もしくはそれ以前の古い半纏に使われていた古布です。

織りの密度も詰まった厚みのある縞木綿は手触りも無骨で味わいがあり、

古い鹿革にピタリと合うように思うのです。

 内側には、表の無骨さから一転、

『モボモガ』と呼ばれていた時代を彷彿とさせるような、粋なタバコ柄の絹の古裂を合わせました。

袋を開けると、華やかでいて味わい深い染めの布が目を楽しませてくれそうです。



 お出かけに持ち歩けるように、

丈夫な苧麻の糸でループを一つ一つ作り、やはり苧麻の糸で紐を手編みしました。

紐に緒締玉としてアンティークのとんぼ玉をあしらいました。

200年程前に作られた山岳民族が好んだ珊瑚に見立てたとんぼ玉です。

小粒ながら良いアクセントを与えてくれたように思います。



 さて、巾着の持ち方を是非ご参考にして戴きければと思います。

一番最後の画像にありますように、

チョウチョ結びをして大きな輪っかを作り、ぐっと広げます。

紐先の結び目部分が玉の穴にくっつくぐらいまで、そしてギュウっと強く結びます。

大きな輪っかが二つできたら、そこに手首まで通して巾着を提げて、

緒締玉を手の中に握りこむように持つのが巾着の粋な持ち方です。

 お財布や携帯、スマホなどを入れて、ふらりと散策のおでかけにも。

和装にも、カジュアルなスタイルにも、

ぜひ、街歩きのお供に。



size : W23.5cm × H25cm

表布:厚手の縞木綿 × 明治期もしくはそれ以前の鹿革(古布)

内布:起毛リネン × モダン柄の絹布(古布)

紐  :苧麻を四つ編みした組紐

緒締め玉 :200年程前のアンティークのとんぼ玉

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発送までの目安

2日
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定形外簡易書留郵便がお勧めです。補償もございますし、お箱に入れての発送となりますので安心です。

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複数の配送の場合は別途配送料がかかります。
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ご購入の際の注意点

すべての工程が手縫いの一点ものです。
サイズや素材などご確認の上、ご注文をお願いします。
ご質問などございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。
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