透明栞　名画【レースの帽子の少女】ルノワール

ルノワールの名画【レースの帽子の少女】を元に透明栞を製作しています。

箱根駅伝のポーラ美術館の目玉作品で有名な作品です。

レースの帽子の質感や軽やかさを伝える筆致からは、ルノワールの描く喜びが感じ取れるようです。袖口のヴォリュームが巧みに表現されたドレスの描写にもうかがえるように、ルノワールは衣装の質感をとらえて描き出すことを得意としていました。これには、仕立屋とお針子を父母にもつ生い立ちが関係していたのかもしれません。白いレースの帽子の清々しさは、夢見るような表情を浮かべた少女の甘美な魅力を引きたてています。ルノワールは、自らの選んだ帽子や衣装をモデルに提供することもあったようです。女性像にいっそう活き活きとした魅力をもたらすうえで、帽子をはじめとするファッションは、ルノワールにとってきわめて重要なものだったのです。

ルノワールは一時期、イタリアの巨匠やアングルの影響を受けて、輪郭線のはっきりした硬いタッチの絵を描いていましたが、1890年代になると、また柔らかいタッチに戻りました。

『レースの帽子の少女』もその頃の作品で、その時期は「真珠色の時代」と呼ばれています。流行のファッションに身を包んだ女性の肖像画を数多く描き、それらは画商デュラン=リュエルを介してよく売れました。この作品で少女がかぶっているレースやサテンのリボンで装飾された帽子も、当時流行していたものです。

＊白濁した半透明なシートを使用
＊クリアファイルと下敷きの間位の厚さ
＊裏面はデザインが反転します。
＊印刷後、表面保護加工してあります。
＊高温多湿は避けて保管願います。
＊文庫本にピッタリな約ハガキサイズ
＊手帳や参考書、透明なブックカバーに挟んだり、
　額に入れてアートとしてもご利用頂けます。

＊名画シリーズは、額縁をイメージしたパッケージに入れてお届けしております。