西洋絵画の透明栞　モネ【サン＝ラザール駅】

クロード・モネの描いた【サン＝ラザール駅】を元に
透明栞を製作しています。（オルセー美術館所蔵作品）

モネの描いた【サン＝ラザール駅】の連作12点のうちの1作品です。

サン＝ラザール駅は1837年に開業したフランス初のターミナル駅です。この駅舎は当時の最先端の建築素材であった鉄骨とガラスで構築された屋根が特徴的でした。

当時の人々のとって「近代化の象徴」として受け止められ、先進的な印象派の画家たちはこの駅舎をそれぞれの特異な感性で絵のモチーフとしています。

モネは、サン＝ラザール駅構内や、その周辺で絵を描く許可を得るために奮闘します。

駅長との交渉では一張羅を着込み、あたかもサロンの重鎮であるかのような態度で駅長と接し、まんまと駅舎の絵を描く許可を勝ち取りました。

当時の実際のモネはといえば、サロンでは落選続き。サロンへの不満を共有する同志と1874年に開いた第一回印象派展では一部の批評家から散々叩かれるなど、画家としての名声など皆無に等しい状態でした。

駅長はモネの策略にはまり、モネだけのために汽車を予定外の場所に停車させホームまでをも遮断。
構内を蒸気で充満させるために必要以上に石炭を燃やさせるなど、モネの言いなりとなり、

モネは駅の付近に絵を描くための部屋を借りて同駅の連作に取り組んだといいます。

友人ルノワールにいきさつを語った事で、
この逸話を後世に伝えたのは、後に映画監督として名を馳せるルノワールの次男ジャンでした。

＊白濁した半透明なシートを使用
＊クリアファイルと下敷きの間位の厚さ
＊裏面はデザインが反転します。
＊印刷後、表面保護加工してあります。
＊高温多湿は避けて保管願います。
＊文庫本にピッタリな約ハガキサイズ
＊手帳や参考書、透明なブックカバーに挟んだり、
　額に入れてアートとしてもご利用頂けます。

＊名画シリーズは、額縁をイメージしたパッケージに入れてお届けしております。