雄大に流れるネッカー川に架かるアルテ・ブリュッケ（古い橋）と、丘の上に築かれたハイデルベルク城の組合せは象徴的な景観です。美しさと廃墟感が入り混じるハイデルベルク城。
ハイデルベルク城にある巨大なワインの樽（たる）巨大なこの樽は選帝侯カール・テオドールの時代、1751年に完成しました。ワインが22万1726リットル入りました。あまりに大きいので、樽というより建物のようです。ワインを税として徴収していた頃は、この樽に納税されたワインを入れていました。1763年、天才少年音楽家モーツァルトは父親との旅の途上で、この樽を見にハイデルベルク城を訪ねました。
ハイデルベルク城は13世紀に築城され、神聖ローマ帝国の要人のひとり、ブファルツ選帝候が住居としました。増改築を繰り返したため、ゴシック、ルネッサンス、バロックなど様々な建築様式が残っています。美しい装飾が施されたフリードリヒ館や、世界最大級のワインの大樽、ドイツ薬事博物館など、多くのみどころがあります。

暮色

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歴史に彩られた城が集う古城街道の中でも、観光地として特に人気なのがハイデルベルク城です。城が立つハイデルベルクには、ドイツ最古のハイデルベルク大学があり、ゲーテやショパンなど、数々の詩人や音楽家に愛された町でもあります。ハイデルベルクで一番有名な教会が聖霊教会です。
82mもの高い塔を持つゴシック様式建築の聖霊教会は、ハイデルベルク城から街を眺めた時に一番目立つ建物でもあります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆ３０　　　　ガイドブックを参考にしました。