さじ大-ヒノキ-

いろいろな種類の木をつかってつくった、さじー木製匙､wooden spoon､cuillère en boisー。今回のものはヒノキの木を削ってつくったスープ･ライス類･シチュー用スプーンです。分類とサイズとしては、デザート&テーブルスプーンになります。生活のシーンに合わせて、それぞれの木が持つ色や木目が楽しめるカトラリーです。

　全体の長さは約約175mm、巾46mm。
　塗装はそれぞれの木が持つ色をいかすために透明塗料を使用しています。市販されている木製食器や学校給食器に使われているクリアー仕上げ用ウレタン樹脂塗料（木固めエース）、そして、ミツロウワックスで仕上げています。

ヒノキ；伊勢神宮の式年遷宮やお寺にも用いられる木で、一般の住宅建築も含めて多く利用されているのは知られているところでしょうか。建築以外で食に近いところでは、まな板や曲げわっぱ（薄板を曲げてつくる器など）を思い浮かべます。
　そして、我が家がある集落の周りもヒノキの人工林が取り囲んでいます。今日も静かに立っている木々達ですが、「ソン、ソンと立つ」（『木』白洲正子著）という表現が合う巨樹のヒノキ林もあるとのこと。一度は見たいと思っているのですが･･･