一輪挿し -スギ- 22

スギの木を木工旋盤で削り、ミツロウワックスで塗装をした一輪挿しです。
それぞれの木が持つ色や木目がそのままの一輪挿しです。

木部は高さ約115mm 、直径は100mmほどです。
水を入れた試験管を上部の穴に入れ、花を生けて楽しむタイプの一輪挿しです。
長さ80mm、直径約18mmの試験管が1本付随しています。

※ 天然木を使用しているために、木が本来持っている傷や節、割れなどがあります。
通常の使用では写真の状態以上に拡がることはありません。
ご了承の上、ご検討をお願いいたします。

スギ；杉　日本固有の樹種で、古くから建築､建具､和家具､樽桶や割箸等に広汎な利用がある針葉樹です。植林された杉の木は各地に見ることができ、ご存じの方も多いでしょう。
この一輪挿しに用いたのは樹齢千数百年の伝承もある巨樹の一部で、兵庫県のある神社で樹木医が治療をした折に切断した枝の一部です。試しにルーペで年輪を数えてみましたが、分かるだけで100年以上、表面の丸い部分や削ったところを入れると200年ほどでしょうか。枝だけでそれ程なので、伝承のとおりの樹齢なのかも知れません。