落柿舎静寂

落柿舎静寂

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落柿舎(らくししゃ)は、京都市右京区の嵯峨野にある草庵である。松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘として使用されていた場所であり、その名の由来は、庵の周囲の柿が一夜にしてすべて落ちたことによる。芭蕉も3度訪れ滞在をし、『嵯峨日記』を著した場所としても知られている。
名前の由来​[編集]
去来がこの草庵について書いた『落柿舎ノ記』がある。
庵の庭には40本の柿の木があり、日頃去来は人にこの庵の管理を任せていた[1]。ある時(1689年(元禄2年)去来がちょうど在庵中に、都から柿を扱う老商人が訪ねてきて、庭の柿を一貫文を出して買い求めたので、去来は売る約束をして代金を受け取った[1]。しかしその夜、嵐が吹き、一晩にして柿がすべて落ちてしまった[1]。翌朝来た老商人がこの有様に呆然としつつ、代金を返してくれるよう頼み込み、去来はこれを不憫に思って柿の代金を全額返した[1]。この老商人が帰るにあたって去来は友人あての手紙を託し、その中で自ら「落柿舎の去来」と称したという.    ガイドブックを参考にしました。  F30

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