組箸置き『清少納言』　飴釉　　五個一組　

• オーダーメイド対応可

　飴釉の箸置きです。
　
　箸置きというのは、箸を置く台としてしか基本的に能がないじゃないですか？私みたいな「いただきまーす」と言うや否や箸と茶碗を持ち上げたが最後、ノーブレスでフィニッシュしてごちそうさま、なんて粗野な人間には必要なんかないんですよ。

　と、考えていた時代が私にもありました。
　それだけじゃないんですよ！箸置き、というアイテムはそれだけのシロモノじゃあない。
　機能などという俗臭にまみれた衣を極限まではぎ取った形而上的存在、それが箸置きです。

　このヘリクツ、大変長くなるのでこの続きは私のHPの以下の記事をご参照ください。
　https://tcworks.blogspot.com/2020/04/blog-post_23.html
　「箸置き、というアイテム。偏愛語り」

　
　とはいえ、箸置き。
　ろくすっぽ機能がないんじゃ、やっぱりそれはそれでつまんないよなあ～。と考えていた時代が私にもありまして、高機能型箸置き、というものも開発していますので、ご安心ください。


　機能的に大変便利な箸置き、哲学的存在としての箸置き(aka見栄を張るための箸置きかも？）とくれば、箸置きに残されたエレメントはただ一つ。
　
　数理的存在としての箸置きです。
　四の五の言いません。箸置きに宿る幾何学を楽しんでください。

　何が言いたいかというとですね、積み木みたいで面白いよ～

　プロファイル
　寸法　25×15×60L／一本
　素地、釉薬ともに食品に対して安全です。
　コンケーブ部に汚れがたまるとダサいので使ったら洗いましょう。洗いもの増やしちゃってごめんなさいね。
　吸水率のある陶器質です。


　言い忘れましたが、この箸置き、製作理念上どうしてもひん曲がったり歪んだりして隙間を作りたくなかったし、軽いとしっかり遊べないので、メインワークであるファインセラミックス、アルミナで製作しました。本焼成温度は1500℃（釉掛け後の焼き付けは1250℃ですが）。断言していいかどうかわかりませんが、日本一高温で焼かれた箸置きなんじゃないかと思います。どんなにお気に召されても、俺が死んだら一緒に焼いてくれってのはお勧めしかねます。丸ッとそのまま焼き残っちゃいますからね、焼き場のおじさんも箸持って皆さんもびっくりしちゃいますよ。
　おかげさまで比重も大きく、一般的な陶磁器の1.6倍以上あります。重い！メモウェイトか！