桜染め　手織りシルクストール　ST08

桜の枝から抽出した液で染めた絹糸を使った手織りのストールです。

桜の枝は冬から早春にかけての、花の咲く前のものでないと赤味のある染液を抽出することはできません。桜の枝はなかなか手に入らないため、庭に桜の木がある友人に頼んだり、近所を歩いていてたまたま植木屋さんが桜の木を剪定しているのを見かけると枝をもらってきたりします。

桜で染めた糸で布地を織っているとなぜかウキウキします。以前桜染めの着物を何枚か織ったことがあります。13メートル近く着尺を織るのはそれは根気のいる作業ですが苦にならないのです。桜の色が何か心を躍らせるものを発しているのかも知れません。

ヨコ糸に撚りの強い強撚糸を混ぜ込んで織っていますので、仕上げに湯通しした際に収縮することで独特のシボが生まれ、シャリ感のある感じに仕上がっています。

とても軽く滑りにくく、シワになりにくいです。絹糸特有の艶があり、また草木染めはやさしい色合いですのでコーディネートしやすいと思います。

春、秋のちょっと襟元が涼しい時や夏の冷房対策に、お洒落にと幅広くお使いいただけると思います。

大切な方への贈り物にもおすすめです。

素材：　絹
染料：　桜の枝
サイズ：30cm ｘ 170cm（房部分含まず）
　　　　
お手入れについて
◎天然染料を使用していますのでご使用にならない時は日の当たらないところで保管をお願いいたします。
◎お洗濯する場合は、おしゃれ着用洗剤などの中性洗剤を用いて軽く押し洗いしてすすぎ、タオルドライしたあと陰干ししてください。
また、水に浸しますと幅が収縮しますので、仕上げにあて布をして幅出しをしながらそっとスチームアイロンをあててください。元の幅に戻ります。