ブライヤーのペンダント　ネコノカミ

ブライヤーというめずらしい材で製作したペンダントです。
ブライヤーはパイプ煙草の材として最高級のもので、『パイプの王様』と位置づけられている材です。
瘤材のような特有の複雑な紋様が浮かんだ美しい仕上がりになっています。

目・口・ひげは、溝を掘って木材を埋め込む『象嵌(ぞうがん)』という手法で描いています。
象嵌に使った木は、目が本紫檀、口とひげはカメルーンエボニーです。

木のぬくもり・質感を変えずに長持ちさせてくれるガラス塗料を何度か塗っては磨き、を繰り返して仕上げています。
無垢の木よりも耐水性・耐朽性があります。

ねこ部分サイズおよそ　幅30　高25　厚20mm
コード部約60cm
ベージュのシルクのグリフィンコードです。
コード長のご希望があれば承りますので、お気軽にご指定ください。

ブライヤーは難燃性が高くとても美しい模様の材で、なんでもこの材で作られたパイプはとてもおいしく煙草が味わえるんだとか。
ヨーロッパの荒野に生える木なのですが、一般的な木のイメージではなく『潅木』というもので、ツツジのような茂みの木(実際ツツジ科)といった感じです。
そんなブライヤーの木、幹の部分ではなく根塊という根っこの部分が材として使われています。
貴重な材なのですがちょっぴり私のところに来てもらって、ネコノカミペンダントになっていただきました。
画像では判り辛いのですが複雑で繊細な模様が浮かんだ美しい材を使っています。


・・お手入れは・・
ちょっとツヤが無くなってカサついた様に見えてきたら、乾性油と呼ばれる亜麻仁油やクルミ油等をちょっぴり含ませた柔らかい布でよく拭いてあげてください。
上記の油がなければオリーブオイル等でも結構です。
拭いた後は、できれば数日置いて休ませてあげてください。