斑入りミズメのピンズ　ネコノカミ

ふしぎなまだら模様のミズメを使ったピンズです。
まだらの部分はスが入っているわけではなくしっかりと密度があり、なんとも珍しい材です。

目・口・ひげは、溝を掘って木材を埋め込む『象嵌(ぞうがん)』という手法で描いています。
象嵌に使った木は杢紫檀です。

木のぬくもり・質感を変えずに長持ちさせてくれるガラス塗料を何度か塗っては磨き、を繰り返して仕上げています。
無垢の木よりも耐水性・耐朽性があります。

ねこ部分サイズおよそ　幅28　高24　厚18mm

ミズメとはシラカバなどのカバ(樺)の仲間で、古くから日本で産出される銘木です。
なめらかな材面は楓にも似ていて、見る角度で表情を変えて光り美しい仕上がりになります。
家具などに使われますが樹皮からは湿布などに使われるような筋肉痛解消に効果のある樹液がとれる薬木でもあり、日本古来から人々に大切にされてきた木なのではないでしょうか。

※斑入りの材は部分的であり数多く製作できません。オーダーの際は在庫ご確認くださいませ。

・・お手入れは・・
ちょっとツヤが無くなってカサついた様に見えてきたら、乾性油と呼ばれる亜麻仁油やクルミ油等をちょっぴり含ませた柔らかい布でよく拭いてあげてください。
上記の油がなければオリーブオイル等でも結構です。
拭いた後は、できれば数日置いて休ませてあげてください。