きぐるみ寄木のネコノカミ勲章(縞黒檀×しましま寄木)

勲章みたいな形のピンズブローチです。
ポッチの部分は縞黒檀(表の木)＆アフリカンブラックウッド(後ろの木)の間にメイプルのラインが入るように寄木、ネコ部分はメイプル＆ウォルナットの間にローズウッドのラインうを入れたきぐるみ部分に、さらに面白い木目の縞黒檀を組み合わせて寄木しました。

目・口・ひげは、溝を掘って木材を埋め込む『象嵌(ぞうがん)』という手法で描いています。
象嵌に使った木はホワイトシカモアです。

木のぬくもり・質感を変えずに長持ちさせてくれるガラス塗料を何度か塗っては磨き、を繰り返して仕上げています。
無垢の木よりも耐水性・耐朽性があります。

ポッチ部分　幅14　厚9mm
ねこ部分サイズおよそ　幅26　高20　厚18mm


黒檀はカキノキ科の広葉樹で、シタン・タガヤサンと並ぶ三大唐木の一つ。
主にインドネシアなど東南アジアに生えています。
床柱や三線の棹やお箸、さまざまな高級細工品に使われています。
とても成長の遅い木で、直径20cmになるのに200年もかかるそうです！

アフリカンブラックウッドは、クラリネットやバロックリコーダー等の木管楽器に使われる木材として最高級のものです。
まっ黒でとても重厚で非常に硬いのですが、磨けば磨くほどに美しいツヤを見せてくれる銘木です。
削ると濃厚なバニラのような深い香りがします。

メイプルは日本で言うところの楓(カエデ)、もみじの仲間です。
家具やさまざまな木工品、楽器によく使われています。メイプルシロップでも有名ですね。
しなやかで美しく仕上がってくれる素晴らしい木です。

ウォルナットは名前の通りクルミの仲間で、古くから世界の銘木として扱われています。
濃い灰色～茶色の落ち着いた色味は滑らかな木肌と相まって、どんな組み合わせでも調和してくれます。
昔から家具やフローリング材、小物作品などに使われ、重宝されています。


金具はしっかりとネジで固定されています。
針の部分が少し短いかもしれませんが、ハンドタオル2枚重ねでもちゃんと留められました。


・・お手入れは・・
ちょっとツヤが無くなってカサついた様に見えてきたら、乾性油と呼ばれる亜麻仁油やクルミ油等をちょっぴり含ませた柔らかい布でよく拭いてあげてください。
上記の油がなければオリーブオイル等でも結構です。
拭いた後は、できれば数日置いて休ませてあげてください。