
この春に何年かぶりに上京した際、車窓から快晴の空の下、神々しい富士を見ました。
何度も見た風景でもあったけれど、その日はなぜか強く印象に残ったので、
帰宅後、すぐに制作にとりかかりました。
絵を描く身として、最も魅かれ、憧れの対象であったけれど、
これまでなかなか素直に描けなかった富士の山…
満開の桜の季節と高揚した気持ちが後押ししてくれたような気がします…。
「美し(うまし)国」とは、元来伊勢の国を指す言葉らしいですが、
天照大神を「とこしえ」に祀る地とされることから、
素晴らしき大和の国をあらわすにふさわしい呼び名であると思い、
画題としました。
日本の心、古くから縁起の良い初夢にもあげられる富士山…
新年を迎えるお部屋にいかがでしょう。
キャンバスに油彩
絵本体のサイズ F4号(333x242㎜)
額縁サイズ 500x490mm
(額縁付)


ショップへの感想コメント
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日本の夕日とは何かが違う、それでいてどこか懐かしい、心にしみるような印象を受けました。点描による、単純ならざる色合いが非常に美しく感じられ、どちらかと言えば地味な色合いの自室によく見栄えします。大変素敵な作品を誠にありがとうございました。