iichi通信 No.1561
暑い季節に心地よい、暮らしの道具。
八月の厳しい暑さが続くころ。昔ながらの知恵や自然素材を活かした夏の暮らしの道具を取り入れてみませんか。お昼寝時間を快適に過ごせるアイテムや、布草履や手ぬぐいなど汗ばむ季節の布小物、風鈴や蚊遣りなど、まだまだ続く長い夏と上手につき合うための涼やかな道具を集めてみました。
夏の日の午後は、うたた寝の時間。
素足に気持ちのよい草履やスリッパ。
使ってさっぱり、集めて楽しい、手ぬぐいコレクション。
音、風、香り、五感で残暑を涼しく過ごす。
編集後記
夏の暮らしの道具について調べていたら、子供の頃、夏になると畳の部屋でお昼寝をしていたなぁと思い出しました。クーラーのない時代、窓を開けるとふわりと風が流れ「ミーン、ミンミン」と蝉の大合唱が聴こえてきたこと。ブーンと音がする青い羽根の扇風機を回しながら、おなかにタオルケットをかけて寝たこと。風が吹くたびに揺れる風鈴の音と、蚊取り線香の香りと…。心と体の奥深くに染み込んでいるような遠い夏の記憶。そんな風に息子にもこの夏が刻まれていくのかなと、ふと考えた夏の日でした。(編集・I)
次回予告 配信日 2025.8.10
次回のiichi通信は「サマーナイト・ミュージアム」。真夏の夜の美術館、なんだか聞いただけでわくわくしてきませんか?夜のお散歩やお仕事帰りに、アートを眺める特別なひととき。幻想的なオブジェ、光と影のアート、涼やかな版画やイラストなど、非日常の時間を味わえるような作品を集めてお届けします。どうぞお楽しみに!
2025年8月6日