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夏野菜たっぷりのビルマ汁を、益子の器と涼しげな手織りのマットと共に。
野菜の旨味とトマトの酸味、カレー風味の爽快感が暑い日にぴったりな"ビルマ汁"。和風だしのおかげでスルスルと食べられる、飽きのこないスープです。真っ赤なトマトやオクラ、なす、にんじんなど彩り豊かな夏野菜がたっぷり。冷やしても美味しく頂けますよ。益子の器と、涼しげなティーマットと一緒にいただいて、エネルギーチャージを。
《レシピ》 ビルマ汁
ビルマ汁とは栃木県益子町の呉服店「もおかや」の先代飯塚潤一さんが、太平洋戦争でビルマ(現ミャンマー)に出征し戦地で食べたスープが忘れられず、帰国後に再現したのが始まり。夏野菜をぶつ切りにして煮込み、カレー粉で風味を出します。お好みで唐辛子の辛味をプラスして。野菜は、インゲン、枝豆、冬瓜、かぼちゃなどを入れるのもおすすめです。
【材料】
(4人分)
・玉ねぎ 大1/2個
・にんじん 1/3本
・じゃがいも 中2個
・完熟トマト(または加熱用トマト) 大1/2個
・なす 2本
・ズッキーニ 1/2本
・オクラ 3本
・豚肉 100g
・だし汁 500ml
・カレー粉 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・油 適量
【作り方】
1. 玉ねぎはくし切り、にんじんは半月切り、じゃがいもは皮をむいて一口大に切る。なす、ズッキーニは1cmの輪切りに、トマト、オクラ、豚肉は食べやすい大きさに切る。
2.鍋に油をひいて火にかけ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、豚肉を入れる。蓋をして弱火で5分ほど蒸し煮する。なす、ズッキーニ、だし汁を加えて中火にかけ、沸騰したら弱火にして静かに煮込む。
POINT:野菜は炒めたりぐらぐら煮立てたりせず、ゆっくり火を通すようなイメージで。途中で水気が足りなくなったらだし汁を足す。
3. 野菜に火が通ってきたらトマトとオクラ、カレー粉を入れて5分ほど煮る。最後に塩で味を整える。
《野菜の彩りが映える、益子焼のスープカップ》
黄金色のスープカップは、ビルマ汁発祥の地、益子で作品づくりをしているSayHandsヤガミサヨさんの作品です。釉薬を調合して生み出された色は、丸い形も相まって麦わら帽子のような可愛らしさ。カラフルな夏野菜を、より一層美味しく見せてくれますね。
《夏の空気。手織りのティーマット》
爽やかな色合いに染められた糸で、アシンメトリーに織り上げたティーマット。「水田のアイガモ」「あじさい」「露草」など、夏を感じる風景が目の前に広がるようです。綴れ織り(つづれおり)で描き出された波のような曲線と、麻が含まれた素朴な質感からも夏らしさが。暑い日にはさらりとしたマットの上で、冷やしたビルマ汁を頂くのはいかが?
ビルマ汁は、今では夏に欠かせない益子町のローカルフード。家庭だけでなく学校給食でも親しまれているそうです。カレーの香りに食欲を掻き立てられ、暑さで食欲のない日にも野菜がたくさん摂れるビルマ汁。ぜひ、お試しくださいね。
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2023年8月1日