アトリエときデザイン研究所は、木工芸家・クラフトデザイナーの時松辰夫氏が代表をつとめる工房兼ショップ。1999年に大分県由布市湯布院町で開設された。
時松氏は大分県日田産業工芸試験所を経て、東北工業大学の嘱託職員となる。工業デザイナーの秋岡芳夫らと、岩手県九戸郡洋野町や北海道常呂郡置戸町で、木工芸を通した町おこしを推進。生活を豊かにするデザインを追求した木工品を製作するとともに、手仕事の復権と地域の再生を目指し、各地で作り手を養成している。これまでに指導した研修生は300名をこえる。
著書に『山村クラフトのすすめ―地域資源を生かすデザイン』 (林業改良普及双書 )がある。