こども着物＊片貝木綿＊80-100

素朴な雰囲気で、”こどもの着物”らしさがいっぱいです。
どんな帯でも合わせやすいかと思います。

生地感：薄め ★★★☆☆ 厚め
モデル：２歳９ヶ月／身長90cm／体重13kg

＊木綿の着物とは？
　着心地、風合いに優れた、かつての普段着着物です。
　洋服で例えるなら、TシャツにGパンといったラフなスタイル。正絹の高級呉服とは違い、家庭の洗濯機（弱水流やドライコース）または押し洗いで洗濯ができるので、汚れを気にせずたくさん洗えます。単糸のため、着込むほど・洗うほどに糸が綿に戻ろうとして、ふわふわとシワになりにくい、柔らかな着心地に変化していきます。
　

＊片貝木綿の歴史
　柳宗悦の民藝運動がきっかけで開発された、まさに”用の美”の生地。新潟県小千谷市の紺仁さんただ一件でしか織られていません。
　紺仁さんの歴史は古く、江戸時代から260年以上続く紺屋（藍染）です。昭和二十年代、その仕事ぶりを買われ、柳宗悦の民藝運動の一環として、甥の柳悦孝の指導のもと開発された貴重な生地です。
　鑑賞用の美しさではなく、日常生活の様々なシーンにとけ込んだ美しさ――”用の美”を追求したオリジナルの生地は、今日も少しずつ少しずつ織られています。


＊片貝木綿の生地の特徴
　縦に三種類の太さの木綿を使用しているので、細かな凸凹によるサラサラ感が楽しめます。
　生地の厚みも厚すぎず、薄すぎず。真夏以外は通年着られる万能な生地です。比較的シワになりにくい生地です。

＊サイズについて
　仕立て前に湯通し加工はしてありますが、洗濯の際に若干（3〜5cm程度）身丈が縮んでまいります。
　数回のお洗濯で縮みは収まってきますが、この現象は木綿の特性上避けられないことなので、どうぞご理解ください。