サイカチ

商品名：サイカチ
品番：NG00144A02
品質：M（同じ素材の中での比較による品質表示）
サイズ：約 230 × 30 〜 280 × 50 mm（1個体サイズ）
入り数：約 5 個
総重量：約 50 g（パッケージを除く）
採取地：日本産

名称：サイカチ
別名／俗称：カワラフジノキ、シラミコロシ、バラノキ、マメノキ
英語：Japanese honey locust
学名：Gleditsia japonica
分類：マメ科 サイカチ属
原産／分布：日本の本州、四国、九州と、朝鮮半島や中国大陸の一部に分布

日本の本州（中南部）、四国、九州と、一部、朝鮮半島や中国に分布する落葉高木。
日本の固有種とされており、学名にも日本が入っています。サイカチはムクロジと同様に、サポニンを多く含むことから、古くから石鹸として使用されてきたようです。そもそも山野や河原などに自生し、カワラフジノキという別名があります。

樹高15～20mほどになり、幹にも枝にも、硬く鋭い棘があります。棘は枝の変形とされ、数cmから10cm以上にもなるのでかなり目立ちます。葉は、長さ2～3cm前後の小さな長楕円形の小葉が互生して並んで、全体で長さ20～30cmほどの羽状複葉をなしています。5月から6月頃に咲く花は、長さ10～20cmほどの総状花序で、１つ１つの花は小さく薄黄緑色をしています。雌雄同株で、雌花、雄花、または両性花があるそうですが、年によって咲く花が変わることがあるそうです。花よりもよく目立つのが、10月頃に熟すこの果実です。果実は豆果で、長さ20～30cm、大きいものは40cmほどにもなる平たく大きな莢をたくさんつけます。表面は無毛で、緑色から紫褐色に熟していき、硬く乾燥しますが、サイカチの莢はくねくねとねじれるものが多く、その莢が落葉した枝に残ってよく目立ちます。

果実（豆果）には、サポニンを多く含むため、ムクロジと同じく古くは石鹸として使われていました。莢を細かく刻んで煮出したり、莢をぬるま湯に浸して揉むなどした液を洗剤として利用したそうです。また、染料の原料とされたり、種子は生薬としても利用されたようです。漢方では、棘もリウマチなどによいとされ「皂角刺」と呼ばれているようです。属名「Gleditsia」はドイツの植物学者、J. G. Gleditsch（1714-1786）にちなんでいるそうです。

【主な用途と素材の処理方法】
■作業効率や素材の保存を考えて、ジップの付いた自立式の透明なパッケージに入っています。商品には乾燥剤（食べられません）が一緒に入っています。
■主な用途：リース用素材やコレクション、ショップのショーケースなどのディスプレイ、各種クラフト用素材など。
■処理方法：水洗いした後、日干し。