山に遅い春がやってきました。
枯草色の世界がみるみる鮮やかに色づいていくさまは
自然が見せてくれるマジックショーのようで、
何度見てもワクワクします。その芽吹きの季節に、
風に‏ひらひら舞うような、軽いスカーフが欲しくなり、
数種類の銘仙のはぎ合せに、
八月のうさぎオリジナルの綿麻生地を合わせて、
リバーシブルに仕立てました。

152×18センチの長方形は、
一重巻きにも二重巻きにもできるサイズ。
さらに巻き方のバリエーションが広がるように
小さなブローチも付けました。

ケチな性分のせいか、つい、
幾通りにも楽しめるデザインを考えてしまうのですが、
今回は想像以上の出来映え！
巻き方によって柄と色の出方がまったく違い、
「まるで別物」に見えたりするのです。
撮影している私も途中で分からなくなってしまったほど…

＜羽衣ワンピース＞にも使用したこの綿麻は
播州織の大城戸織布さんに織りと染めをお願いしたもので、
深い色味と上品な光沢、さらりとした肌触りが自慢です。
お洗濯を繰り返すほどに風合いがよくなる素材です。
どうか末永くご愛用いただけますように。

【素材について】
目の甘い（ゆるい）織物なので、強い力をかけることは避けてください。
また、麻のネップが表面に出ているのは素材の特徴です。

◆素材／綿50％麻50％、絹（銘仙古布）

◆仕上がり寸法／巾18㎝×長さ152㎝（手づくりのため多少の誤差があります）

◆付属品／ブローチ
　
◆お手入れは絹の小物と同様に、おしゃれ着用洗剤をご使用になり、軽く手で押し洗いしてください。 脱水にかける場合はごく短い時間でお願いします。

◆古布は縫製の前に洗濯し状態を確認していますが、目立たない程度の折り目、針穴、繕いあと、シミなどがあります。古いものにご理解のない方、細かい点を気になさる方はご遠慮くださいませ。

裏、表がまったく違う色柄です。

直径27ミリのブローチ付き。