城の北入り口に入る前に西側、右手に大きな樹がある。
高校時代によく遊んだ場所ではあるがその頃は気にも留めて
いなかった。早春版画の題材を求めて古樹を探して
ぶらりとやって来て再発見。
石垣を一段下に降りて見上げると見事な枝ぶりのせんだの樹で
あった。栴檀をせんだのきとそのころは呼んでいた。
昨年の実を枝に残したまま新芽を出すつもりのせんだの樹は青空を
その枝ぶりで見事にバランス良く切り分けていた。
それは神々しく見えた。自然の偶然を超えて見えた。
通常使う水性絵具では彫りの細かい部分は潰れてしまうので
今回は中性絵具で乾いた紙にプレスで刷った。
画寸 87cm×59cm
額寸 112cm×83cm
和紙
額寸は在庫によって数センチの誤差が有ります。
上記額寸は目安としてください。