穴窯焼締 把手付き花入｜薪窯｜陶器｜一点もの

穴窯で焼き締めた土の表情に、
縦の線文を刻み込んだ、把手付きの花入。

裾に向かってなだらかに広がる器形に、
ヘラで縦にラインを刻み、静かな緊張感を与えています。
柔らかなカーブを描く把手は、
英国の古陶に見られる佇まいを手がかりにしています。
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｜薪窯焼成による、唯一無二の表情｜

本作は、穴窯（あながま）と呼ばれる薪窯で、
5日間かけて焼成しました。
釉薬を使わず、高温で土を焼き締める「焼締（やきしめ）」の技法です。

薪が燃え、灰が降り、炎が器の周囲を巡ることで、
灰は自然の釉薬となり、
ひとつとして同じもののない景色が器に刻まれています。
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｜焼締の花入について｜

焼締の花入は、庭の花を飾ったとき、
飾り立てない自然な姿を楽しむことができます。
土と灰が生んだ焼き色は、
季節を問わず、野花や枝ものとよく調和します。

花を活けていない時にも、
器そのものが空間に静かに佇むよう意識して作りました。
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｜使い心地と安定感｜

本作は、しっかりとした重量感のある花入です。
胴から底にかけて裾広がりの形としており、
安定感があります。

軽量な花器に比べ、
枝ものやドライフラワーなど、
かさのある植物を挿した際にも倒れにくく、
水を入れずにお使いいただく場合でも安心感があります。

把手は、移動や水替えの際にも持ちやすい形です。
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｜土と焼成について｜

使用している土は、
信楽の白土を主体に赤土を加え、
さらに鹿児島県・桜島の火山灰を練り込んでいます。

火山灰による細かな斑点と、
焼締ならではの褐色の景色が現れ、
落ち着いた佇まいに仕上がっています。
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◆サイズ・仕様
・高さ：約18.0cm
・口径：約6.7cm
・底径：約9.8cm
・重さ：約925g
・容量：約360ml
・素材：陶土（信楽白土・赤土・火山灰）
・焼成：穴窯焼締
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◆ご使用上の注意
・手洗いを推奨します
・直火不可
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