【異次元の1石】マダガスカル産 「ヴォルンパラシ」ガーネット・シルバーリング【菫】

【異次元の1石】マダガスカル産 「ヴォルンパラシ」ガーネット・シルバーリング【菫】

¥65,000
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お知らせ

好きな色味や石、欲しいサイズなどがある方はお気軽にメッセージでお尋ねください。石の在庫があれば新しい作品をご提案させていただきます(ただし、作成に少々お時間をいただく場合もございます)。あなたが気に入る作品がありますように( ◜ω◝ )

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皆様、大変お待たせいたしました。

X(旧Twitter)やInstagramでも報告していたのでご存知の方もいるでしょう。

2025年11月のタイの仕入れの中でも目玉商品のひとつ。マダガスカル産パープルガーネットの登場です!!

アメシストだと思った?サファイアだと思った?

ガーネットです!!!

これはタイ・バンコクから車で4~5時間離れた田舎。

ドリアン売りと宝石商にしか用のない町「チャンタブリー」で仕入れてきた超激レアストーンなんです( ◜ω◝ )

まずチャンタブリーという町をご説明しますと、宝石商の聖地、世界中のあらゆる宝石が集まるといわれる宝石商の卸市のような場所です。

独自のルールとコミュニティが形成されているため、素人はおろかプロですら不勉強で行けばとんでもない目に遭う超玄人向けの市場。

しかし、ルールを理解し、正しい人間関係を築けばそこは宝石好きにとっての楽園となります。

日本人でもかなり気合いの入った宝石商は行くことがありますが、アクセサリー売りがチャンタブリーに行ったという話はあまり聞きません(※いなくはないです)。

そもそも日本人を全く見かけない町なのでめちゃくちゃ目立ちます(´ω`;)笑

タイのバンコクで売っている宝石商たちは大体週末にチャンタブリーに仕入れに行き、それを店で販売してるんです。つまりもう本当に文字通りバンコクに売られている宝石の仕入れ先なんですよね。

それだけでなく、世界中から宝石商が集まって買付に来ています。

で、小鳥屋、ここの存在は知っていたんだけど社会勉強のためになんとしても一度は行ってみたかったんですよ。

基本的にはロット(まとめ)買いだし、結構な仕入額が必要って言われていて、弱小のアクセサリー屋がいく場所じゃないとは思ってたけどサ、世界中の宝石商が来る町ですよ?そりゃぁ、行きたいじゃないですか。

だから行きました。もちろん一人でではなく、タイの友人であるBasと。

Basはタイの宝石商で小鳥屋とは家族ぐるみの友人でもあります。チャンタブリーに仕入れに行っていることも知っていたので、今回、タイに行く前からBasに「チャンタブリーに連れて行ってくれ」と頼み込んでいました。

「お前、結構金が飛ぶぞ。予算はいくらだ?」と聞かれて「〇〇くらいかな」と応えたら「少なすぎてなにも買えない。一桁増やせ」と。

もう小鳥屋絶句。うっっっそでしょ、タイで他なんにも買えなくなっちゃう…というか、日本帰れなくなっちゃうよ、となりましたが、ちゃんと一桁増やして行きました。

ちなみにBasが買うパライバとかは1石で小鳥屋の予算よりも高かったりします。見たこともないデッカいパライバです。比喩抜きで男性の指2本分よりも幅のある大きなパライバです。。。

ここからは読み物だと思って読んでください。興味のない方は飛ばしてください。

チャンタブリーは小鳥屋の理解だとテーブルを月間で契約していて、Basはそこのテーブルのひとつを占有しています。彼は向こうでもかなり有名人らしく、道を歩けばお店の人やそこら辺の道端の人が声をかけてくるレベル。

市民会館みたいな建物の中に長机が並べられているだけなのですが、そこのひとつのテーブルが彼の契約しているテーブル。

椅子に我々が腰掛けた瞬間、ゾンビのように群がってくるのは一人ひとりが宝石商…。

チャンタブリーは買う・売るどちらも行う場所なので、世界中で買い付けてきた宝石を売りにきた人たちがそこら中にいるんです。本当に理解不能なんですがウン百万とかする石をいっぱい持ち歩いている人がその辺歩いてるんですよ…(´ω`;)

で、そういう連中が宝石の沢山入ったジップロックから宝石を取り出して四方八方から手を伸ばしてくるんです。「俺の宝石を買え」、と。

値段も品質もバラバラ。偽物も沢山存在するそうですが、Basはチャンタブリーでも有名人なので偽物を売りつける勇気のある人はなかなかいないようです。

「俺の友人(※小鳥屋)に偽物を売りつけてみろ、見つけた瞬間、二度とチャンタブリーに来れなくしてやる」と言ってましたね((( ゚д゚ ;)))

一応、私が買うたびに買値の10%がBasに入るシステムになっているんですが(小鳥屋は10%込みの金額を宝石商に支払う)、マジで鬼に金棒といいますか、交渉の際には「これ、欲しいんだけど」というと「いくらで買いたい?」と聞いてくれて、価格交渉までしてくれます。

「これじゃ採算とれないよ」と宝石商が言ってきても「俺の友達だぞ、安くしろ」とわりと強気に値段を下げてくれるので、本当に1桁下がることもありました。

小鳥屋も自分で石を世界中から仕入れていますから世界的な相場はある程度わかっているつもりですが、「いや、この石、こんな値段で買って本当にいいの?」みたいな…((( ゚д゚ ;)))笑

それが1日5時間ぶっ通し。トイレ行くか集中力切れて外に出るかする以外はずっと宝石を見続けていました。凄い額のお金が動くし、ずっと同じような宝石を見続けるので気が触れるかと思いました笑

トレンドもあって、ジルコン、ツァボライト、スペサルティン、マラヤあたりは間違いなく一生分見ましたね。色々書きたいことはありますが、ここには書ききれませんのでまたの機会に( ◜ω◝ )

本当に都市伝説レベルの石にも沢山出会いましたよ。

で、色々端折りますが、チャンタブリーで10年商売をしているBasが、ですよ。世界中の宝石をおそらく小鳥屋のウン百倍、ウン千倍も見てきたBasが「これはなんだ…?」と絶句した石がこちら。

パーポーガーネットちゃんなんです。

紫のガーネットになんでそんなに興奮するの?って思うかもしれません。

けど、紫のガーネット調べてみてください。

…ないんだよ。こんな紫のガーネット、市場に存在しないんです。

近いのはロードライトガーネットの紫が強いタイプとウンバライトというタンザニア産のパープルガーネットです。

しかし、このパープルガーネットはウンバライトを遥かに超える濃さ。

戦慄しました。Basがすぐにひとつロットの交渉に入ったのですが、小鳥屋は運良く、別ロットを別の宝石商からオファーを受け、「!!! Bas、これ」と見せて、すぐに購入しました。

しかも、ラッキーなことにBasの購入価格の2/3で買えました笑

Basが死ぬほど悔しがってましたね。チャンタブリーには2日滞在しましたがその間で出会えたのはこの2つのロットのみでした。

ひょっとすると新鉱山で発見された新種のガーネットの可能性があります。今後市場に出てくる可能性はありますが、少なくとも現段階ではこの濃さのパープルガーネットは一般市場には出ていません。

こういうのが宝石業界ではたまにあります。まだ世界に認知される前の宝石、というのが。。。

今後も認知されない可能性もありますが、だとするとこのパープルガーネットはこのロットっきりの可能性もあります。

そんな大発見の掘り出し物。

名前がないのでマダガスカル語で「紫」という意味の「ヴォルンパラシ」をいただき、ヴォルンパラシガーネットと呼ぶことにします。

銘はヴェルンパラシのもう一つの意味であるスミレからとって【菫(すみれ)】とします。

石との出会いは一期一会。

このガーネット、とんでもないですよ…。

石: マダガスカル産ヴォルンパラシガーネット(パープルガーネット) 5mm×4mm
サイズ: 8号
(※8号〜10号まで調整可能です)
地金:シルバー925
仕上げ:サテン仕上げ(※燻加工もできます。ご希望の方はご購入時にお教えください)

※当店の商品はネットショップで代理人による委託販売はしておりません。安くても怪しいサイトでうっかり買われないようお気をつけください(´;ω;`)

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