西日・Nishibi / 黒銅 x 夕柿（花瓶 / Vase）

■説明
西日は、一日の中で太陽を強く感じられる時間です。
調べたところ、科学的なエネルギー量は減少しているが、地表や空気に蓄えられた一日分の熱が重なり凝縮される事で、強く感じられるそうです。

誰もが自分が思い描く成功に向かってスマートに生きたい、そう願っていると思います。
しかし実際には、多くの人が予定外の暗闇を経験している事と思います。

時には、社会という群れからはぐれ、深い混沌の中で道を失う事もあります。
それでも、もがいた一挙手には、それまでの時間が凝縮された生命力が宿っています。

朝日の様に希望に満ちていなくてもかまわない。
夕闇に沈む光だとしても輝いた時間は確実に存在して、大きな流れをつなぐのに欠かせない一つの痕跡になるのだと、そう考えています。


作品に穿たれた円孔は西日の象徴です。
質量をもたない空洞とする事で、外部の光や空気、背景を映し込みます。
無である様で、内部と外部を繋ぐ通路は、常に環境と関係しながら変化し、呼吸する存在として、この作品に有を与えています。

・伝統的な陶芸手法を用いて成形を行った後、
電気窯で高温での焼成を行なっています。

・有機と無機を行き来する形状は、
モダンでありながらも、どんなスタイルのインテリアでも機能します。

・アートの様に本棚に飾る事も、お花を活けてテーブルを装飾しても、
あなたのお気に入りの空間を、更に引き立てる事に役立ちます。

■サイズ
高さ：17cm
横幅：15cm
奥行き：4cm

■素材
陶、プラチナ

■作品の特性について
・手作りの為、色・大きさ等は、表示サイズや写真と、多少異なる事がございます。
・ご不明な点や、ご質問があれば、ご連絡くださいませ。