碗 (青磁象嵌 幾何紋a)

手仕事で丁寧に入れた繊細な象嵌模様が美しい碗です。
落ち着いた土の風合いに、深みのある緑が映える作品です。
象嵌模様は、目で見て美しく、手で触れると僅かな凹凸が心地よく伝わります。

この作品は、信楽の土でろくろ成形→碗の表面を削る→模様を削り出す→素焼→模様の部分に白い泥を埋め込み余分なところをふきとる→内釉（青磁釉）→本焼の工程を経て仕上げています。ほどよい厚みがあり、持ちやすく口当たりも滑らかです。内側に美しく貫入が入っています。
陶器本体の土と埋め込む土（泥）が別の種類なので、焼成時の収縮具合が異なり、凹部分に白い土がうまくなじまない時があるため、何度も試作をして時間をかけて完成させています。

深みのある緑が料理を引き立て、和洋どちらの食卓にも馴染みます。
ご飯茶碗や小鉢として、スープなどを入れて幅広くお使いいただけます。
大切な方へのプレゼントにも喜んでいただけます。
使っているうちに貫入が増し、味わい深くなっていく様子が楽しめます。

径12.5cm　高さ7.0cm　重さ260g

貫入について
陶磁器の表面に入るひびの事で、味わい、見どころの一つです。

※食洗機、電子レンジ、オーブン、クレンザー、ナイロンたわしなどは使用不可です。
※釉薬がかかっていない部分は油染みのできることがあります。