【制作過程】作り手としてのこだわり

【制作過程】作り手としてのこだわり

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天然石アクセサリー作家のiamemi-アイアムエミ- です。

私の作品の多くは、
「メガネ留め」というワイヤー技法を使って作られています。

初めて聞く方もいるかもしれないので、
まずはそこからお話しさせてください。



【メガネ留めってなに?】

ワイヤーでビーズや天然石を固定する基本技法のひとつです。
輪っかと巻きの2つの工程で、
石をしっかり留めつつ、美しく見せることができる方法です。

いくつかのやり方があるのですが、
私は「ねじらないメガネ留め」を使っています。
これは名前の通りワイヤーをねじらずに、
シンプルな巻きだけで固定する方法。

見た目が繊細で、主張しすぎない。
だけどしっかり強度があって、壊れにくい。
そんな仕上がりになるこの方法は、
天然石を主役にする私の作品づくりにぴったりでした。



【時間をかけて、たどり着いた“自分だけの留め方”】

最初からうまくいったわけではありません。

天然石とワイヤーを扱い始めてから、
自分の納得する形になるまでには1年以上の試行錯誤がありました。
左手の指にマメができて、
毎日ケアしてもガサガサになっていたほどです。

でもその過程があったからこそ、
「これなら自信をもって使ってもらえる」と思える方法に出会えました。



【私がメガネ留めで大切にしていること】

1. 使う人への安心感と見た目の美しさ
お客さまから「安心して身につけられる」
「大切な人に贈れるアクセサリー」
と言っていただけるのは、本当に嬉しいことです。

巻きの角度、輪の大きさ、左右のバランス。
細かい部分まで整っていると、
どこから見ても美しく仕上がります。
でもそれだけじゃなくて、
強度や引っかかりのなさも大切にしています。

2. 天然石が主役。メガネ留めは引き立て役
天然石は、ひと粒ごとに形や色、穴の位置が異なります。
その魅力を引き出すために、
私は輪っかや巻きのサイズ、方向、角度まで調整しています。



【ワイヤーはあくまで“名脇役”】

「綺麗に仕上がっていて当たり前」
そのくらいの気持ちで、控えめで繊細な仕上げを心がけています。



【“どこから見ても美しい”ということ】

自分の目で見て、角度を変えて、手に取って、整えて。
何度も見直して「これでいい」と思えるまで、微調整を繰り返しています。

裏側、横顔、正面。
どこから見ても「きれいだな」と思っていただけるように。



【おわりに】

私にとってメガネ留めはただの技法ではなく、
作品の品格や信頼感を支える基礎だと思っています。

もし、iamemiの作品を手にしていただけたら
ワイヤーの巻きや輪っかのラインも、少しだけ意識して見てみてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!



\作品一覧はこちら/
https://www.iichi.com/shop/iamemi

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デザイナーのクマガイエミと申します。“身につける芸術品”をテーマに、天然石の個性を活かした繊細なワイヤーアクセサリーを制作しています。身につけるだけでなく、ふ…