109 アンティーク ヴェネチアンガラスの香水瓶

STORY
19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの貴婦人たちは小さな香水瓶を持ち歩き、優雅に香りを楽しんでいました。この美しい香水瓶は、イタリア・ムラーノ島で手吹きガラスとして製造され、独特の曲線模様と煌めくアヴェンチュリンガラスが特徴です。

特筆すべきは、真鍮製のキャップに刻まれた「Made in Germany」の刻印。この刻印は1887年、イギリスが輸入品と自国製品を区別するために導入したものであり、このボトルが19世紀末から20世紀初頭にかけて作られたことを示しています。つまり、この小さな香水瓶は、イタリアの熟練したガラス職人の技術と、ドイツの金属加工技術が融合した、まさに国際交易の歴史を物語る一品なのです。

長い時を経て、現代に受け継がれたこの香水瓶は、ヴィンテージコレクターや歴史に魅了される方にとって特別な存在となるでしょう。

商品説明

サイズ（ストッパー含む）☞約 7.8 × 2.5 cm
重量☞ 7.3g
素材☞ムラーノガラス、アヴェンチュリンガラス、真鍮
製造国☞ガラス部分はイタリア（ヴェネチア）、キャップ部分はドイツ
推定年代☞ 19世紀末～20世紀初頭
商品状態☞経年による微細な傷はありますが、良好なアンティークコンディションです。
洗浄済みのため、過去の香りは残っていません。
キャップはしっかりと閉まりますが、香水を塗布するためのガラス製ダウバー（棒状の部分）は欠損しています。
長年の使用や保存環境の影響により、液漏れの可能性があります。実用よりもコレクションやディスプレイ向きのアイテムとしておすすめいたします。

撮影に使用した什器や小物は販売商品に含まれません。