ｆｕ－スツールＭ５

「風来舎」工房の顔といえるスツールです。
工房開設時から作っているスツールですが、マイナーチェンジを重ねて作り続けています。
2008年講談社刊行の「手づくり木工大図鑑」で図面・製作工程を公開していますが、その後さらに進化したデザイン・材質になっており、このデザインでのほぼ完成形といえます。

サイズ：33x33x高さ46cm　(座面は直径30cmの円）
材　質：座板　クルミ材　(厚み4cm）　脚　ウォールナット材
仕上げ：オイル仕上げ

＊ウォールナットは同じクルミの仲間ですが、北米に産する家具高級材で無垢の状態でとても濃い茶色が特徴です。

木組みは日本では「蟻組み」といわれる手法です。▽型で蟻の頭に似ていることでこの名称が付いていますが、英語では「dovetail」鳩の尾と呼ばれています。
組み手としては世界中で古来から使われる一般的な技法ですが、強度があります。
ｆｕ－スツールではこの枘を２枚にして、強度とデザイン性を高めています。