ガラスの雫のプチオブジェ 「森林の小川」

新緑をイメージしてガラスの雫を作ろうと選んだ様々な色合いの緑のガラスと、爽やかな淡い水色のガラス。
幾重に重ね合わせて完成した雫は想像していたよりも緑が濃く、新緑というよりも森林を思わせるものでした。

緑深い山間を登っていくと、どこからか聞こえてくる水音。
水源に近い澄んだ小川と、その水面を照らす木漏れ日。
木々と下草が織りなす緑の世界。
そんな光景を思い浮かべ「森林の小川」というタイトルをつけました。

制作の最後に銀上澄が練り込まれた透明なガラスを一巻き。
木漏れ日のきらめきや湧水の気泡を思わせるささやかな輝きを添えました。

制作は自宅のリビングの一角を小さな工房にし、バーナーを使ってガラスを溶かしながら行っています。
ガラスの粘りと重力と遠心力によって作り出される優しい曲線と、その透明感は、ガラスならではのものだと感じています。

置物として自立できるよう、ガラスの底を少しだけ平らにして仕上げました。
触るとゆらゆらと揺れますが、平らで安定した場所であれば問題なく飾っていただけます。

商品画像は光の具合で全体的に深い緑に見えますが、上の方は黄緑のガラスを、下の方は水色のガラスを使用しており、実物はもう少しいろんなお色味をお楽しみいただけます。
どうしても写真にはその点が写りきらず、申し訳ございません。

繊細で優美な自然の色彩。それをそのままに表現することは難しく、できているとはとても言えないけれど、そこに感じた優しさや感動を少しでも作品に表していけたらと思い、制作しています。

光のあたる窓辺、机の上、玄関、、、。
お好きな場所に飾っていただき、ガラスならではの透明感と色彩、柔らかなフォルムをお楽しみいただけましたら幸いです。


＊サイズと重さ＊
高さ：3.2cm 幅：2.3cm
重さ：24g