総手描きバティックのギャザースカート　SINC31

インドネシア、ジャワ島の手描きバティックを１枚使い、ギャザースカートを作りました。
便利なシームポケットも１つ付いています。

2023年、ようやくコロナ禍も明けてからインドネシアを訪ねました。この布は、どこに行っても産地と言われるほどバティック作りが盛んなジャワ島の北岸、ラセムという町で求めたものです。
中国風の建物も目にする小さな町でした。遠い昔、中国からの船が最初にたどり着いたのがここだったとか何とか……。史実はよくわかりませんが、漢字の古い看板などもそこここにある町ではありました。
いくつかの工房を訪ね歩き、今も変わらず続けられるバティックの製作工程も見ることができました。ただやはり若い人が製作に携わっていることは少なく、だんだんバティックも高価な工芸品になっていくのではないかと思わされました。世界中で進む二極化、バティックもまたその運命にあるような気がします（既になりつつあります）。

こちらの布は端っこのボーダー部分も含めて総手描きです。海辺の町らしく、海の中を描いたと思われる大胆で伸びやかな絵柄と、そうでありながらもおとなしい落ち着いた色柄に惹かれました。
年齢や季節をさほど問わずにご着用いただけるのではないかと思います。

総手描きの布ですので、切るところを極力少なく、布本来の力をできるだけそのまま出せるように作りました。縫い目をすべてほどけば、かなり大きな１枚の布に戻ります。

ジャワ島の手描きバティックらしい、しっかりとした中厚の木綿地です。透け感はありません。

着丈　75cm
ウエスト　最大110くらい
裾回り　166cm
シームポケット　１つ

ラセムを訪ねた時の記録です、よろしければご参照ください。
https://goto-tabi.com/2024/01/06/rasem/

※実店舗・オリジナルサイト、またほかのクラフトマーケットでも同じものを販売しています。このため売り切れの表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。

※ご注文の前に、素材、サイズ、色など、十分にご確認ください
※糸の紡ぎから縫製まで、すべてが農家の軒先等の家内工房での手作業です。このため、マスプロによる工場生産品ほどの完成度を認められない場合もあるかと思います。この点、ご理解ください
※特に手織り布の場合、織り傷、織りムラが生じていることがあります。無視できないものについては避けておりますが、歪み等避けきれないものもありますので、生地の特性としてご承知おきください
※染料の匂い等もある場合があります
※撮影場所や明るさ等、できるだけ実物に近い色を出せるよう努力しておりますが、お客さまのモニターに再現される色と実物とに誤差が生じる場合があります。ご了承ください
※色、素材、その他気になる点がありましたら事前にお問い合わせください
※ 最初は色落ちする可能性がありますので、別洗いで様子を見てください