ロングヘアーカチナ　Longhair Katsina ornament　Hokyan Angak'china

ロングヘアーカチナ（アンガクチャイナ）
Longhair Katsina ornament　Hokyan Angak'china
赤髭のロングヘアーです。

※銘木を使い丹精込めた手彫りです。
様々な道具、良質なオイルを使い、独自の加工をしています。
アクリルやウレタンなどの加工をしていませんので、
経年変化をお楽しみいただけます。

立体感のある目、掲げたラットル、豆の新芽などを
丹念に、大胆にを彫り上げました。

ロングヘアー（アンガクチャイナ）は赤を中心に
色付けをしていますが、アクリル絵の具ではないので、
木の質感はそのまま生きています。
さらに様々な加工をして、質感の違いを出しています。

呆れるほど時間と精神力と体力を使いますが、
それよりも高揚感が上回ります。

心地いいリズムのラットルが聞こえる。

雨降る中
暗い雲の後ろから太陽が顔を出し、
赤い髭は、燃えるように輝く。

ピタンピタン。。独特のダンスのリズムに
目も心も奪われる。

やがてメロディアスな歌声が方々から
こだまする。

リズム、ラットル、歌。
ラットル、リズム、土煙、サンバースト、歌。

リズムラットル、歌に雨。
遠くの方で雲と太陽。

雨の雫が目に落ちて、目も雨粒のように
キラキラと輝く。

羽は風のようにそよそよと舞う。


「サイズ」縦11.7cm　横4cmです。

手のひらに乗るサイズなので、
家でも店でもポケットにも
お邪魔します。

「素材」銘木（模倣の防止のため木材名はふせます。）
肌目は緻密で光沢がある。心材の耐久性は非常に高い。
やや重硬で、脂分が多い。
美麗な杢のあるものは化粧用材として賞用される。



「ロングヘアーカチーナについて」
Longhair Katsina

ロングヘアー はズニ族プエブロ出身です。
ロングヘアーはほとんどのホピ メサに出現し、
最も人気のあるカチナの 1 つです。

長いあごひげと髪の毛が天まで届き、
雨を降らせる雨の神様でもあり、
髪を後ろに垂らし、降る雨を表現しています。

雨を降らせるのが目的で、
作物の成長を助ける雨が降らずに
踊ることはほとんどないといわれています。
雨は作物が育つ＝生命の源ということで
とても重要な役割をもつカチナ。

ロングヘアーのカツィナはホームダンス（ニマン）に現れ
複数人連れだってラットルを持ち踊ります。

非常に強力なメロディアスな歌を歌います。
それが人気を呼ぶ一つの要因かもしれません。

赤ひげを生やしたアンガクチャイナ、または ( Hokyan Angak'china ) は、
赤ひげを生やしたは、雨が降る中、
暗い雲の後ろから太陽が輝いているときの世界の様子を表すため、
その名が付けられました。
彼が踊る際の独特なステップにちなんでいるとも。

顔の青は空を表し、顔の下の色はレインボーで虹の象徴。
髪には4つの白い羽と1つの大きい羽が付いています。
4つの羽は、4つの方向性(東西南北、季節、命などを表した4方向)を
表すとともに、とうもろこしも表していて、
トップについている大きい羽はトウモロコシの
先の花粉にふわふわを表しています。

口元は4種類のトウモロコシの色を表しています。

髭に付く3つの羽は祈りの羽。
カチナのドレスには、雨雲が刻まれた手織りのドレス。
カチナが手に持っているのは、ラットルと豆の新芽。

作物を育てることができない冬の間、
地下のキヴァの中で豆が育てられています。
キヴァはホピの儀式をおこなう場所として有名ですが、
地下から外の世界に出るキヴァは
グランドキャニオンの底の第三の世界から出てきたと言われる
ホピの人々が第四の世界（現在）にたどり着いたことを意味しています。

カチナ達は、キヴァを出入りするときは梯子をつかって出入りすることが
決まりのようです。




ロングヘアーでもなかなか登場しない赤髭を
向かい入れていただければ、幸いです。

dreamingwood（Many CHOICE作）