ココペリのカチナ　kokopelli kachina ornament　

ココペリのカチナ　kokopelli kachina ornament　

※銘木を使い丹精込めた手彫りです。
様々な道具、良質なオイルを使い、独自の加工をしています。
アクリルやウレタンなどの加工をしていませんので、
経年変化をお楽しみいただけます。

フルート、躍動感、コブを
丹念に、大胆にを彫り上げました。

ココペリは色付けしていません。
木の質感はそのまま生きています。
さらに様々な加工をして、質感の違いを出しています。

呆れるほど時間と精神力と体力を使いますが、
それよりも高揚感が上回ります。

霧の中から
フルートの音色が聞こえる。
背中を丸め、少しおどけた様子で。
踊るように笛を響かせている。

寒かった冬が嘘のように彼の周りには、
草木が芽吹き、仕合わせを含んだ
春の暖かさと匂いが立ち込めている。

女性を見つけるとその周りを
風のように、おどけてたようすで通り過ぎてゆく。

いつの間にか暖かな雨が降っていて、
コーンやかぼちゃの芽がそこかしこに
土の中から飛び出してくる。

幸福な笛の音が大地や空にこだまする。

「サイズ」縦10cm　横5cmです。

手のひらに乗るサイズなので、
鉢植えの中（カボチャや豆やコーンの側がココペリは好きです）や
お店、団欒の食卓、寝室、お客様を招く部屋などに
置いていただけます。

「素材」銘木（模倣の防止のため木材名はふせます。）
重く強勒で硬い。肌目はやや荒い。
赤みが強い。
切削・加工は、比較的容易で、表面仕上は良好。
ゆっくり乾かさないと乾燥によって狂いやすい。
磨くと光沢が出て、美しい。

家具、器具、楽器など装飾的な目的で使われることが多い。
建築材としては、床柱、床廻り材などに使用される。　

「ココペリについて」

ココペリは（ナヴァホ族においては、
山羊の角をかぶったザトウクジラの神 (ココペリ)
ザトウクジラのフルート奏者）は
最も人気のモチーフの1つです。
古代アナサジ文化（とうもろこしを主とする農耕文化）
（ナヴァホの言葉で古代の人の意）
（プエブロインディアンの住む土地に昔住んでいた人々の文化で、
プエブロのインディアンの直接の祖先は古代プエブロインディアン）に
起源を持ち、プエブロ インディアンが
現代にもたらした魅惑的なイメージ。

南西部のインディアンに
広く信仰される「豊穣」の精霊で、「フルートプレイヤー」とも呼ばれ、
背中を丸めフルートを吹く姿で知られ、（触角があることも）。
フルートを演奏するかがんだ人物の古典的なイメージは、
シャーマニズムや超自然的な性質と関連付けられています。

様々な解釈がある古代の神様のため部族によって解釈は違います。
（農耕のプエブロインディアンなど）（狩猟のナヴァホ・アパッチなど）
笛を吹くことで雲を呼んで雨を降らせる魔法の存在。
冬を追い払って春を呼び背中から種を蒔く存在。
（現在のホピ族は雨を呼び込むために泉の上で笛を吹きます）。

ココペリは鷲の羽が放射状に伸びているコブの中に種と霧を運ぶため、
「多産の象徴」「霧の神」「女性を誘惑する神」「子作りの神」
狩猟者にとっては幸運の前兆と考えられています。

乙女たちを誘惑するトリックスターのような一面もあります。

奇形や異常であること（コブ）は、
魔法のように特別なことと考えられています。
（シャーマンは奇形であることが多い）

幸福の笛の音を
向かい入れていただければ、幸いです。

dreamingwood（Many CHOICE作）