大地から生まれる布～インド手織り布のワイドパンツ

インドの手織り布カディで、ゆったりしたワイドパンツを作りました。
フロントにポケット２つ、気軽に着やすいリンコル定番の形のパンツです。やさしい温かみのある多色のストライプ柄。年齢を問わずにお召しいただけると思います。

この布は、インド南東部アンドラプラデシュ州マンガラギリの産。2019年に初めてこの地を訪れ、工房を巡り、町中の生地屋を巡って手に入れた生地です。
マンガラギリは本来極薄のコットンを織ることで有名な街。マンガラギリコットンと言えば誰もが向こうが透けて見える極薄の布を思い浮かべます。私が工房で見た布も、どれも極薄のサリーでした。
この布はそんなマンガラギリコットンの中では異例とも言える中厚に近い布で、店主に何度も「本当にマンガラギリで織られたものですか？」と確認したほどです。
あまり薄い生地だとパンツは作りづらいのですが、これはしっかり厚みがあり、さらっとした手触りも相まって３シーズン着られるパンツに仕立ててみました。

「大地から生まれる」としたのには理由があります。マンガラギリの織機は地面ぎりぎりに設置されています。織り手が自分が入る蛸壺のような穴を掘り、そこに下半身は完全に入れた状態で布を織るのです。インドは広く、地域毎に色々な違いがありますが、このような織り方をしている場所を私は他にまだ見たことがありません。
そんな地面すれすれの場所で生まれる美しい布。マンガラギリはぜひとも再訪したい町の1つになりました。
マンガラギリへの旅の様子はこちらからどうぞ。https://goto-tabi.com/2020/03/17/post-1341/


着丈　80cm
ウエスト最大　110cm

※実店舗・オリジナルサイト、またほかのクラフトマーケットでも同じものを販売しています。このため売り切れの表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。

※ご注文の前に、素材、サイズ、色など、十分にご確認ください
※糸の紡ぎから縫製まで、すべてが農家の軒先等の家内工房での手作業です。このため、マスプロによる工場生産品ほどの完成度を認められない場合もあるかと思います。この点、ご理解ください
※特に手織り布の場合、織り傷、織りムラが生じていることがあります。無視できないものについては避けておりますが、歪み等避けきれないものもありますので、生地の特性としてご承知おきください
※染料の匂い等もある場合があります
※撮影場所や明るさ等、できるだけ実物に近い色を出せるよう努力しておりますが、お客さまのモニターに再現される色と実物とに誤差が生じる場合があります。ご了承ください
※色、素材、その他気になる点がありましたら事前にお問い合わせください
※ 最初は色落ちする可能性がありますので、別洗いで様子を見てください