2023/05/19 アンティーク風のスツール

針葉樹を削り出してアンティーク風に作製したスツールです。

スツールの用途のほか、花台としての利用も考えられます。

通常スツールは硬い広葉落葉樹で作りますが、今回は軽さを意識して座面と脚を針葉樹(ヒノキ、スギ)

で組みました。

座面の中央には片手で持ちやすいよう、楕円形の穴を刳りぬき周辺からなだらかに削って

サンドペーパーをかけています。

座面の側面は内側に6mmほど削っています。

座面と脚の接合は、脚を丸ホゾとして削り、座面に開けた穴に差込み、上からクサビを

叩き込んでいます。

なお、脚を支える十字型の貫(ヌキ)には広葉樹を使い脚と接着剤で留めています。

座面には自然にできた節穴(直径1cmくらい)と脚の差し込み穴周辺に割れが入ったため、

漆、小麦粉、木粉を混ぜたもので埋めています。

仕上げは、ワトコオイル(ダークウォルナット)を塗布した後、ウッドワックスを塗っています。

＜　材 ＞ 座面：ヒノキ
　　　　　　脚　 : スギ
　　　　　　貫　 : 樹種不明(広葉樹)

＜サイズ＞ 座面の高さ　 ：415mm
　　　　　　座面の大きさ　: 350 mm × 350 mm

＜重さ　＞　1.8kg