Repair　/　Wet plate collodion(湿板写真）

【Repair】
Wet Plate Collodion ambrotype
ガラスサイズ：8x10インチ（20.3㎝ｘ25.4㎝）
レンズ：Dallmeyer 3D Petzvar Lens 320mm
現像：Vnegar Dev

Back Panel:
銅板 326x276x0.8（㎜）
硫化(黒化)処理
クリア塗装仕上げ

Wet plate collodion(湿板写真）
1851年に発明された古典技法で、ガラスにヨウ化物と臭化物を入れたコロジオン溶液を塗布し、硝酸銀溶液に漬け、薬品が濡れている状態で撮影し現像します。日本では湿った板を意味することから「湿板」(しっぱん）と呼ばれてます。
作品もガラス一枚一枚に薬品を塗り、感光膜を自分で作り、直接撮影していますので、ひとつとして同じものはできない一点物になります。
ガラスに映し出された被写体はとても奥行きがあり、フィルムでもデジタルでも紙とも違い、とても物質的で、割れてしまうガラスに映し出された作品をには儚ささえ感じる一点です。