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座ぐりは丸のみで行い、あえてのみ跡を残しました。
タモ材をクギやネジ等の金属を一切用いずに木組みの技法で組み立ててできたワーキングチェアです。
座板を蟻桟で保持する構造であることや、背もたれが座板を支えるフレームから直接出ている構造であることにより、座板を薄くすることができ、板座でありながら重さが抑えられ、軽い力で動かせることが特徴です。
また、蟻桟を用いることによって座板の反りを抑えつつ材の自由な伸縮を許し、座板に割れが生じないようになっています。
見た目としては、従来の後脚と背もたれが繋がっている椅子と比べると背もたれの幅が必要十分にコンパクトに抑えられており、安定感と軽快感のあるかわいらしい見た目となっています。
質量約5kg 座面高420mm オイル仕上げ