黄昏色の物語

黄昏色というのはなんだか心に残るそんな色
深く落ち着いた色
ほんの少しの寂しさを感じるのはこれから夜がやってくるから？
色々なことを考えさせてくれるそんな色
だけど一日の終わりに一番美しいと思える色が残るのって
なんだかとってもいいことで幸せなことのような気がします。
黄昏色に触れて美しさを改めて考えてみませんか？


今回の作品は展示会にて預からせてもらったシトリンとシルバーの組み合わせのリングです。通常シトリンを使うときは『向日葵色』というようなタイトルで作品を作ることが多いのですが今回の落ち着いた色味のシトリンのイメージ的に黄昏色というタイトルの方がしっくりくると思いましてこのようになりました。
しっかりとした存在感を感じながら作品を楽しんでもらえたら幸いです



〜作品詳細〜
*金属・・・シルバー925
*シトリン・・・スクエアカット　約9.5ｍｍ
*幅は約1.5mmになります
*厚さは約1.3ｍｍとなります

〜天然石解説〜

『シトリン』
名前の由来は果実「シトロン」の色に似ていることから、シトリンのタイプは二つに分かれアメジストが地中もしくは人為的に加熱されたものかスモーキークォーツを加熱したもの、市場に流通している物はほとんどアメジストベースのようです。太陽の象徴とも呼ばれ、持つ人の人生における満足感を高めてくれ、何かを手に入れるにはまず我慢することよりも出すことが大事だということを教えてくれます。１１月の誕生石とされています

『シルバー925』
シルバー925（別称・スターリングシルバー）は銀92.5％に銅などほかの金属を混ぜたシルバーになります。純度100％のシルバーはアクセサリーとして使うには耐久性が低いためアクセサリーとして流通しているシルバーは925を使うことが非常に多いようです。地銀としてのシルバー925は一般向けには殆ど販売していないのも特徴です。シルバーもまた真鍮と同じく空気中の成分によって黒ずんだり黄ばんだりして『硫化』してしまうので水や汗に触れた後は拭いてあげたり、日常の保管では空気に触れないようにしてあげたりすると輝きを保ちやすくなります。銀磨きなどで磨いて黒すみを落とすこともできますが、銀磨きには研磨剤がついているため磨きすぎや天然石を磨いて傷つけてしまうということがあるのでちょっとした注意が必要です。
一番注意しなければならないのは温泉に入ることです。温泉に入ると硫黄などの影響で真っ黒になってしまい磨くこともできなくなる恐れがございますので絶対に銀製品を身に着けての温泉への入浴は避けてください。