一点もの　K18『蜜色』ーシトリンと蜂のネックレスー

作品名　K18 『蜜色』－シトリンと蜂のネックレスー
　　　

ご覧いただきありがとうございます。

小さな蜂が、花の蜜を蜜を集めている仕草はとても可愛くて、思わず見入ってしまいます。
１匹１匹の集めた蜜が、とろりと甘くて香しいハチミツになるんだ・・・。

そんな事が好きな私は、このぽってりと大きくいかにも美味しそうな蜜色のシトリンを見た瞬間に、蜂を作ろうと決めました。

大振りに贅沢なシトリン、揺れる小さな蜂。
花の中を覗き込んで、その世界をお楽しみください。





【素材】　　　Ｋ１８　　シトリン 白蝶貝　赤銅
【サイズ】　●ヘッド部分　　
　　　　　横(葉～葉)　約３８㎜ 　縦(蜂含まず)　約４４㎜
　　　　　厚み(一番高い箇所)　約１５．６㎜

　　　　　　●蜂　頭～お尻　約９㎜


　　　　　　●シトリン　　３５．８０ｃｔ
　　　　　　　　　　　　（横約２３㎜　　縦約１６．５㎜　　高さ約１1㎜）　
　　　　　　　　　　　　　
　　
　　　　　　●チェーン　　約５０㎝　

　　　　　　
　　　　　　●総重量　２５．７ｇ
　　　　　　　
　　　　　　　


【大切にしたところ】
　　
　こちらの作品は完全な一点ものです。

　大きくて厚みのあるシトリンの魅力を引き出せるよう、K18の地金もたっぷり使用し、葉の鏡面磨きで光を取り込んでいます。
　
　花や虫の小さな世界を表現するため、細部まで作り込みました。
シトリンを覗きこめば中心部は白蝶貝で制作したオーバルのパーツ、それを取り囲む繊細な花びら、そしてバチカンは小さな蜂になっています。
　
　この蜂もかなりこだわって制作しました。
標本のような本物そっくりではなく、生きている蜂の可愛らしさを表現しつつ、リアル過ぎないよう気を付けました。

　蜂のボディの黒は、赤銅（銅に3 - 5%の金を加えた合金）を使用し、K18と交互にして組み立てています。
また、羽は軽さと透け感、花びらと統一感を持たせるためＫ１８にギザギザを入れたもので制作しました。
　



＊こちらの作品は、桐の箱に入れてのお届けになります。
＊画像のイヤリングは別売りです。




　～製作者の思い～

私は子供の頃からものを作るのが好きで、ジュエリーを作り始めてからは１５年ほど経ちます。
いつも時間のことは考えないで制作していて、一点一点を『宝物』として完成させています。納得いくまでデザイン画を１００枚以上描いてから作品にしていることもあるし、何年も同じ作品に取り組んでいることもあります。
故に私の場合は２度と同じものを作れないし、同じデザインで石だけ変える、というようなこともありません。
その時の一番作りたいものだけに全力を注いで、丁寧に慎重に制作しています。


お手に取って下さった方に、「宝物だなぁ。」と感じて頂けたら幸いです。





石原マキ

２０１０．１２ JTOジュエリーデザインコンテスト
　　　　　　　　　　シルバー製品部門　グランプリ台東区長賞

２０１１．９　 JJAジュエリーデザインアワード２０１１
　　　　　　　　　　　　第二部門　入選

２０１１．１１　日本橋三越　デザインタイドTOKYO２０１１　出店

２０１１．９　　第１５回　パールジュエリーデザインコンテスト
　　　　　　　　　　　　　　　　特別賞
２０１２．６　　２０１２撫松庵　秋冬展示会「デイリーを愉しむきもの」
　　　　　　　　サスティナブルラグジュアリー　　　　　出店

２０１２．８　　JJA　ジュエリーデザインアワード２０１２
　　　　　　　　　　　　　　第一部門　日本ジュエリー大賞・経済産業大臣賞　

　　　　　　　　同年秋　　箱根ラリック美術館にて
　　　　　　　　　　　受賞作「青梅雨にふと、命萌す」展示