丸底バッグ 深い森のアナベル

　ペタンコバッグ のアナベル（プレーン）を製作していた時に、ミシン糸が在庫切れしてしまい、近所のユザワヤへ。そこで、”ツバメとルピナス”のバッグを作った時に使用した、ダイヤモンド毛糸のダイヤコルソを何気なく見ていたら、ベースがダークグリーンでレッド系の糸が隠し味に入っている糸を発見。10玉一袋のその糸を見ているうちに、深い森が見えてきました。
　木々の間の道を辿って行くと、木漏れ日が差し込み、その光を受けて咲くアナベルが見えてきました。深い森に咲くアナベルは、とても美しく、かすかに光っているようにも見えてきます。「私はここで咲いてるよ。見にきて。そして、安らいだ気持ちになって」とアナベルが言っているよう。ちょうど、葉っぱに使えそうな、ペールグリーンをベースにしたダイヤコルソも発見。「よし、これで、バッグを作ろう！」と、レジへ。40％offのチラシを持っていたので、安く仕入れることができました。
　アナベルの模様自体は簡単なのですが、ダイヤコルソを二本どりで編んでみると意外と編みにくく、アナベルの花の部分をコットンコナ一本とシルクレリーフ二本の計三本どりで編んだら結構疲れてしまいました。が、なんとか本体を完成させ、裏地をどうしようと迷ったのですが、実は近所のデパートに入っているホビーラホビーレで、「これを使おう！」と決めていたリバティがあったので、行ってみると、欠品になっていて、探してもらって、お取り寄せ。（少し硬めの接着芯を使用しています）こだわっただけあって、お気に入りの作品に仕上がりました。
　ペタンコバッグ の深い森のアナベルとのお値段の違いは、持ち手の材料費の違いです。カフカリボン とリネンテープ 代だけで3,300円ほどします。バンブーの持ち手は1,200円ほどなのでその分丸属バッグのお値段がお安くなっています。また、糸は二本どりや三本どりにしたため材料費が高くなってしまい本当はもう少しお値段を高くしたいのですが、何しろ私はミシンが苦手。その辺を考慮に入れた値段にしました。
　なお、私は、自分で作った試作品のバッグに1kgから2kgぐらいの荷物を入れて持ち歩いていますが壊れたりしたことは今まで一度もありません。思っている以上にたくさん荷物が入ります。バッグ本体と裏地は手縫いで縫い合わせています。気をつけて縫っておりますが、使用頻度が高いと、縫い合わせた糸が解けてくる場合がございます。お客様の方で、縫い合わせ可能と思いますが、送料はいただきますが、縫い合わせは無料にて承ります。また、メンテナンスには可能な限り対応いたしますので、何かございましたら遠慮なくご連絡ください。ただし、故意によるものには対応できません。ご容赦ください。
　
《使用糸》 パピーのコットンコナ 綿100％
シルクレリーフ　絹100％
ダイヤモンド毛糸　ダイヤコルソ　麻33％　アクリル35％　レーヨン32％
《裏地》 リバティプリント　タナローン　　綿100％
《持ち手》 バンブー　国産